水色タイルのおうち

臆病な私の都市鑑賞は、さも「いつもここを通っている者ですが?」という雰囲気を発しながら足を止めずに歩くスタイルだけど、この建物に出会った時には思わず足を止めてしまいました。

くすんだ水色のモザイクタイル。
大きな窓はショーウィンドウだったのかな?
おしゃれな面格子は昔懐かしい「ブティック」が似合いそうな曲線美を描きます。
一階の屋根部分はルーフバルコニー的な構造だったりしないのかな。
タバコ屋さんっぽい小さなカウンター付き窓口もある。
レンガ調の部分は窓じゃなくて外壁のアクセント?
テラコッタのレンガが個性的。
玄関ドアの住宅っぽさで我に返る。
何かしらの商いをされていたであろう建物ですが、その想像がなかなか難しくもある。
かつてはパステルブルーだったであろうモザイクタイルに覆われた物件は可愛らしかっただろうなぁ。年月を経て、甘くて可愛いだけじゃない一面も出てきた、最推し物件です。


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