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自分の強みを発見するには?

先週から始めた#平日の備忘録、他の方の記事を読んでるだけで面白くて、今のところとても楽しく書くことができています。

今回は、自分の強みだと思っていた事が大して強くもなくて、逆に弱みだと思っていた事が、強みだったという話について書きたいと思います。

僕は数年前まで、ECサイトでマーケティングを担当していました。
アクセス解析をして、課題を洗い出し、打ち手を明確にして施策として推進する立場でした。
そのときはSQLも覚えて、全社で限られた人数しか触れないデータを横断して分析できる環境で働くことができ、人よりも仕事ができた気でいました。

そのうちに、世界で一番お客様から支持されている会社で自分の力を試してみたいと思い外資系企業に転職をしました。

ところが、入ってみると自分の強みだと思ってた所が大して強くなかったことが判明します。
自分よりも周りにいる人の方が、遥かに早いスピードで課題を見つけるし、分析データも深く、的確。全然レベル感が違う!
自分が強いと思ってた所が、実は大したことないと嫌でもわかってきます。

入社して半年くらい経った時に上司との1on1でもこんな事を言われます。「そろそろ、あなたが、どんな事が得意なのかパフォーマンスを見せていかないと、何ができる人なの?という目で見られてしまいますよ」

この言葉を言われて、あぁ、今のままの自分ではダメだ。このままのパフォーマンスだと戦力外通告されてしまう、と感じました。

そこから何がきっかけなのかは覚えてませんが、多少なりとも成果を残す事ができて、何とか生き残る事ができ、結局3年半ほど働きました。

それで結局、自分の強みは何だったんだろうか?それがわかったのは、退職する最後の年のフィードバック面談でした。

前職では、全員がリーダーであるという考え方のもとで、社員一人ひとりが、全ての日々の活動において、「Our Leadership Principle」という14項目に当てはめて、自分の強み弱みを振り返り、上司、同僚、他部署で関わりのある人など360度評価をされる機会があります。
(仕事をする上で、今でも私が行動規範にしているほど、よくできているので、ご興味ある方は下記をお読みください)

https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=4967768051

フィードバック面談では、自分の強み弱みを14の中から選んで振り返りをしますが、僕が一番弱いと思ってた部分は、ownershipと呼ばれるものでした。もうダントツで弱いと思ってたから、一番上に書きました。

Ownership
リーダーにはオーナーシップが必要です。リーダーは長期的な視野で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。

ところが、360度評価では全く違う評価が出ました。自分が弱いと思ってた能力が、他の人からみると強いと思われていて、多くの人が自分のことをownershipが強い、と評価をしてくれていました。

これだけ自己評価と他社評価が違う人も珍しいです、と言われるほどですから、もう自分でも面談で笑ってしまったことを覚えています。

自分の思ってる強みは、意外に強くなくて、自分の弱みだと思ってた事が、逆に強みとして評価されてたこと。この結果から思うのは、自分の強みなんて、案外自分ではわからないものだなと。散々学生時代に自己分析したり、社会人としてそれなりに経験を積んでも、自己認知と他社からの評価にGAPがあるのはある意味衝撃でした。

もし自分の強みがわからない、という人がいたら、自分が得意と思ってなくても、他の人から褒められたり、評価されてる事は何かを深掘りしてみるといいかもしれません。あるいは、普段から一緒に働いてる人や上司に聞いてみると、意外な強みが見つかるかもしれません。

僕は今、広報も兼務してますが、自分では絶対に向いてない職種だと思っていたけど、周りから見たらどうもそうではなかったらしいです。自分の強みは、働く環境、一緒に働く人によっても変わります。この辺りの話はまた別の機会に。


#平日の備忘録




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