IKEUCHI ORAGNICの数あるタオルの中で、何年も売れ続けている、ロングセラーのタオルがあります。

オーガニック120と呼ばれる、今年で発売して20周年を迎えるタオルです。見た目も、さわり心地もファーストタッチは印象にあまり残りません。一言で言えば「地味」。ベストオブ地味なタオル。

ところが、当初は全く印象に残らなかったこのタオルが、段々と存在感を発揮をし始める時があるのです。使い始めて数ヶ月経ってからでしょうか。

あれ、このタオル、買った時と風合い変わってないぞ。たくさん水を吸い、適度に乾きやすく、洗濯もしやすいぞと。

3年半経った今でも、風合いは変わらず、見た目は地味だけれど、気づいたらマイスタンダードタオルになっていました。（写真下：我が家で使用しているネイビーのバスタオルです）

５年１０年と長持ちするのは当たり前で、写真下の弊社代表池内の私物は、なんと発売当初から使用していた１８年もの！もちろん新品同様というわけにはいきませんが、まだまだ現役のタオルです。古くなったといっても、適切なメンテナンスをしていれば、吸水性が損なわれるわけでもなく、いわばデニムのように、経年変化を楽しむことができるのです。

弊社のブランドロゴ、デザインを担当してくれたナガオカケンメイさん率いる、D&DEPARTMENTでは、2001年に開店した当初から取扱をしてくれていますが、ナガオカさんはオーガニック501の取扱を決めた理由を以下のように語ってくれています。

イケウチは、店側からいわせると、正直店頭映えはしない商品なんだけど（笑）。使い込んでいけばいくほど、なぜかどんどん状態がよくなっていくんですよね。最初の手触りだってぼくらはもちろん好きだったし、使っても品質がそんなに落ちなかったというか。値段も手頃だしこれはいいタオルだなということで、D&DEPARTMENTでの取扱を決めました。商品に惚れ込んだのが始まり、といったところでしょうか。

我が家には１０種類以上のIKEUCHI ORGANICのタオルがありますが、その日の気分によって、使うタオルを変えています。今日は柔らかいタオルに包まれたいなと思ったら、オーガニックエアーのバスタオルだし、今日は大事な商談があるな、と思ったら肌ざわりのしっかりしたオーガニック７３２を使います。今回ご紹介したオーガニック120は、忙しい日々を過ごして、毎日のちょっとしたルーティーンができなくなったり、自身を振り返る余裕がなくなってきたときに、日常をリセットして自分を取り戻そうとするときに使うタオルです。いわば、自分のピントを合わせるタオル、という表現が一番適切かもしれません。

それもそのはず。オーガニック120はイケウチオーガニック が最初にオーガニックコットン100%で作った原点ともなるモデルで、このタオルなくして
IKEUCHI ORGANICのモノづくりは語れないのです。ジーンズで言えばリーバイスの501のような、永久定番の商品です。このオーガニック120をベースに、糸の太さやパイルの出方、密度を変えて様々なラインナップのタオルが発売されていくのです。

色々な風合いのタオルを使ったり、試したりしても最終的に戻ってくるのが、このタオル。どこで使うか、どんな時に使うのかそれぞれの想いを重ねると、その人だけの体験となるし、年月が長くなればなるほど、自分だけのストーリーができて、ずっと使っていたいと思うようになります。

タオルは５年１０年と使うのが当たり前！と常識を覆すのがこのタオル。そんな私たちのモノづくりの原点とも言える、オーガニック120は、見た目も触り心地も地味な分、最初に購入してもらうにはややハードルが高いのが、デメリットとも言えます。はじめてIKEUCHI ORGANICのタオルを買われる方は、わかりやすいタオルを選びがち。

そこで、今回はじめてIKEUCHI ORGANICのタオルを使ってみたい、という方のためにオーガニック120の最大３０％オフになる福袋を数量限定でご用意しました。

IKEUCHI ORGANICの定番商品は値引きを一切してこなかったのですが今回は２０週年モデルの発売を控え、カラーの入れ替えということで廃盤になる色をセットにして販売することにしました。（といってもベージュやピンクなど普段使いできる、お部屋になじむものばかりです）

最後は宣伝になってしまい恐縮ですが、目立たないけど、本当にいいタオルなので、この機会に試していただけると嬉しいです。１万円は高すぎる、という方には５０００円セットや、１枚からでも２０％オフで販売していますよ。ぜひ。