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腱鞘炎になったときに気をつけたい3つのポイント

パソコンやスマートフォンの普及により、腱鞘炎に悩む人も多いのではないでしょうか。

私も2011年頃に腱鞘炎を患い、ステロイド注射や手術など治療をしながら仕事を続けてきましたが、再発を繰り返し2017年に退職。約2年間リハビリなど治療に専念し、ようやく回復しました。

初期段階できちんと治療ができていればここまで長期に悩まされることはなかったと感じています。

そこで、今回は腱鞘炎の急性期(痛みの発生から3カ月程度まで)の方に気をつけて欲しい3つのポイントをお伝えします。

1.手の負担を減らす

当たり前ではありますが、腱鞘炎の原因を取り除くことが重要です。特にこの記事の見出し画像のような片手でのスマートフォンの操作は、親指の負担が非常に大きいので、両手での操作に変えた方が良いでしょう。

スマートフォンを完全に使わないことは難しいですが、SiriやGoogleアシスタント、スマートスピーカーによる音声操作を使うことで手による操作をかなり減らせます。最近はヘッドセットやイヤホンなどで通話する人も増えているので、人前でスマートフォンに向かって話しかけていてもそれほど気にならなくなりました。

パソコンの場合も音声入力が有効です。Windowsでも Macでも音声入力が使えるようになっているほか、文章作成にはGoogleドキュメントがおすすめです。この文章もGoogleドキュメントの音声入力で作成していますが、句読点や改行などを除きほとんどキーボード入力が必要ありません。スマートフォンのアプリからも音声入力ができるので、スマートフォンで大体の文章を音声入力し、パソコンで修正するといった使い方も可能です。

また箸の使用をやめてスプーンやフォークで食事をするのもおすすめです。
私も家ではもちろん、外食でもできるだけスプーンやフォークを使用するようにしていました。

意外に手の負担が大きかったのが、洗濯バサミの使用です。箸と同様に力を入れてつまむ動作が腱鞘炎を悪化させていたようで、洗濯バサミの使用を止め、物干しに引っ掛けるだけにするとかなり楽になりました。部屋干しにすれば風に飛ばされることもありません。

2.自己流のストレッチをしない

以前はパソコンで長時間仕事して、腱鞘炎で手が痛くなった時によくストレッチをしていました。ストレッチをすると痛気持ちよく、なんとなく効いている感じがしていたのですが、これは腱鞘炎を悪化させる可能性があるようです。

「プラグがささったコンセントを思い浮かべてください。コードの部分が「腱」です。これが引っ張られることで、プラグの部分(腱鞘)に負荷がかかる。こうして炎症を起こすのが腱鞘炎なのです。一般的に病院などの腱鞘炎治療にはバンドを使います。すなわち、プラグ部分に負荷がかからないように、コード(腱)をバンドで留めておき、炎症を抑えていこうとする治療です。ストレッチは“留める”とは反対の“引っ張る”行為ですから、逆効果になってしまいます。

出典
スマホを持つ手が震えてる…!? 実はなかなか気づかない、パソコン腱鞘炎・スマホ腱鞘炎とは -- おいしさ発見メディア「furi-kake(フリカケ)」 

私もこのような情報を得てから、熱を持ったような急性の痛みに対しては患部のストレッチをやめました。ただし慢性期の重だるい痛みには、筋肉の硬さを取り柔軟性を取り戻すストレッチが効果的なようです。

3.早めに病院で診察を

手を休めても痛みが続くようであれば、整形外科などで診察してもらいましょう。
一口に腱鞘炎と言っても、指に起こるものや手首に起こるものなどいくつかの種類があり、対処法も異なります。また他の病気の可能性もありますので、早めに医師の診断を受けましょう。

たかが腱鞘炎と侮っていると、慢性化して長期にわたって日常生活に支障をきたすことになります。腱鞘炎に限らず病気は初期段階でしっかり治しておくことが重要です。

というわけで今回は腱鞘炎の急性期に気をつけたい3つのポイントをお知らせしました。次回は慢性期の対処法について書く予定ですので、もしよろしければフォローをお願いします。

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