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感想 夢をかなえるゾウ4~ガネーシャと死神 余命三か月と宣告された男の前に現れるガネーシャ。彼の夢とは何なのか?。

シリーズ第四作。
今回の対象者は余命三か月の男。

死ぬのがわかってて努力とかするのかなと感じたが、すなおにやります。
今回は、夢の叶え方が前半で、後半は夢の手放し方です。

日本一読まれている自己啓発本のシリーズということですが、四弾となると少しトーンダウンしたように思えます。

僕の琴線にひっかかった名言をpickupしてみようと思います。


「どれだけ途方もない夢に思えても、最初の一歩は、誰にでも踏み出せる小さい一歩やねん。それを、今日やんねん」




林先生も言ってますが、今でしょ。これは説得力があります。

自分は未来に縛られすぎて、これまで夢を叶えてきた自分を忘れてもうてんねん。周りと比べて「大したことない」と思てもうたり、叶えた夢に新しい夢を上書きしてもうたりして、なかったことにしてもうてんねんな


これは大切なことだと思う。
人は未来志向で夢を叶えることばかり願う。だから他者と比較し自分は不幸だとか思うのですが、実は叶ってた夢もあり、それを自覚すると幸せ度は上がると思うし、自己評価も激変する。


「自分の価値を忘れてる人はおっても、価値がない人はおらへんのやで」






「判断に迷うちゅうことは、自分の本心と、周囲からの期待が合うてへん場合がほとんどやねん」


いかに自分が窮屈な生き方をしてきたかを自覚することが大切です。
自分の意見と、他者の常識の間の葛藤による消耗を極力減らすことが幸せに近づく道なのです。



「ある夢にこだわって、実現しようと努力し続けるんは素敵なことやけど、その夢に縛られて不幸になってもうてるなら、手放さなあかんときもあるんかもな」


解放されることで幸福になれることもある。
今回の教えの中で一番腑に落ちた言葉でした。





2024 2 11
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