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感想 生命の略奪者  知念 実希人 脳死した患者から臓器移植のために摘出した臓器を移送中に略奪されてしまう。まさしく生命の略奪者。



少し強引なところがあった。
でも、あいかわらず面白い。

天久鷹央シリーズです。

臓器提供された臓器を盗むという事件が連続して起こるという話し。
まさしく生命の略奪者だ。

三部構成になっている。

天久鷹央の病院で臓器が盗まれた。
臓器は院内にあるはず・・・。
犯人は臓器をどこに隠したのか。

これはびっくりした。
ちょっと想像できないところだった。
でも、冷静になると、そこしかないとわかる。

実行犯が死ぬ。

連続盗難事件なので、最初の事件を調べることに。

被害者は大学でエジプトの考古学を学んでいた女学生。
その子の心臓が盗まれた。
盗難を依頼した人物と動機に迫っていく

これは少し強引。
こんなこと、普通は考えないと思う。
よほどの狂信者だ。


そして、最後は、組織のボスについてだ。
コーヒーを飲ますのが鍵でした。
この推理も切れ味が良かったです。

ただ、この二人の臓器提供者の関係性については
こんな偶然ありえないのでした。

どうしても絵になるシーンを多用したいみたいで
そうなると、強引になり
今回は依頼者の意図のところで、それを強く感じました。

力業かなと感じました。




2023 9 3



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