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感想 夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教え  水野敬也 内容は自己啓発本ですが、ガネーシャのキャラが面白いのでエンタメ小説としても楽しめる

このシリーズ、1と2で飽きたので、少し、この本を手に取るまで時間が空きました。
自己啓発本としては、内容はありがちなのですが、今回はブラックガネーシャ稲荷神との対立もありエンタメとしても楽しかった。

ブラックガネーシャの教えと、ガネーシャの考えは根本が違いますが
どちらも共感するものがありました。

ブラックガネーシャの教えでは、物を売るという商売のコツの部分が面白く

中毒性のあるものを売れ


という教えは、自己啓発本にありがちだが説得力があるなと感じた
つまり、少しくらい身体に悪くても美味しいものリピートしてくれるものを売れということです

僕は、マクドナルドのポテトを食べながら本を休日に読むのが好きですが
たぶん、アレは身体に悪い。食べ過ぎるとメタボになりますが、中毒性が強く週一くらいで欲しくなる

たしかに、中毒性は大切です。

これに対してガネーシャは、こんな考え方

「人に物を売るときには、何でもかんでも売ろうとしてはだめなの。そんなことすると、全部の言葉が『物を売るためのウソ』に聞こえてしまうから


お客様ファーストなのです。

「儲けを考えることは大事やけど、儲けを先に考えてしまうと本来の『お客さんを喜ばせる』ことから離れていってまう」


どっちが正しいのかはわからないが、こういう考え方の違いは面白い。

今回のガネーシャの教えで一番好きなのがこれです。

「成功するために一番大事なことは──『小さな勇気』やねん」


最初の一歩を踏み出す勇気、これりはいつも感じるですが怖いですね。
そのヒリヒリした感覚が快感に変わるくらいになれば、もう人生は成功の半ばなのではと思ってしまったりします。




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