夏が好きだ―!
私はそもそも体育系の人間じゃないし、基本的には読書大好きインドア派で、人がたくさんいるところは嫌い。
でも、太陽は好き。お外で暴れ回るのは大好き。ボール蹴って追いかけるのも好き。(私は小学生のころ男子に混ざってサッカーをするのが好きだった。我ながらけっこう上手だったと思う。一番うまい子からボール取ったりできたし)
公園で遊んでる少年たちに声をかけて混ぜてもらいたいと最近真剣に思ってる。でも不審に思われそうでためらってる。
私は晴れている日、テンションが高いことが多く、そうじゃない友達から「なんか今日の○○暑苦しい」と言われることが多かった。当時全然気にしてなかったし、私自身、なんでそんなこと言われるのかよく理解できなかった部分もある。
こういう風に言うと、私が俗世間でいう「陽キャ」みたいな印象を与えるかもしれないけど、別にそういうわけじゃない。晴れの日でも読書はするし、大人数で騒ぐのは嫌い。「みんなで何かをしよう!」というよりも「私中心で何かをしよう!」が好きなタイプだった。
そもそも人数が多いと、私の存在や意見は無視されるので、正直困る。色んな人の声でうるさくなるし、連中のクソみたいな趣味に付き合わされることにもなるから。
私はイジりとか基本的に大嫌いだし、誰かが嫌がっていることを押し付けるのも嫌い。私はただ、私のことが大好きな友達と、私のやりたいことを一緒に楽しむのが好きだった。
懐かしいな。子供のころの夏の幸せを、久々に思い出した。私は、たしかにそういう子供だった。
面白いよね。そんな人間が、今や引きこもりでほとんど友達もいないんだから。しばらくの間、自分がどういう人間であったかも忘れて、暗くて深い沼の底に沈みこんでいたんだから!(いやまぁ多分、今私がテンション高いのは太陽のおかげだから、夕方になるころにはまたそうなるんだろうけども)
躁鬱ではないよ。日常生活に支障きたしてないんだから。
私はただ、自分の気分に忠実なだけ。自分の、その時の気分を大事にするだけ。いい気分も、悪い気分も、そのままの形で表現するだけ!
それの何がいけないことなの?
私たち、人間じゃないか!
私たちの一日が、まるで私たちの一生のように、波乱万丈であってもいいじゃないか!
そうあるべきだよ! 私はそうあるべきだと思う!
詩~~
『夏の歌』
夏の正午! 雲はまばら! 太陽が照り付ける!
歩いているだけで汗が噴き出す猛暑日! 三十六度!
暑すぎて、道にも公園にも誰もいない! 私は嬉しくてスキップしちゃう!
日焼け止めたくさん塗ったけど、きっと汗で流れて台無しだ!
タオルもなし! ハンカチもなし! 手ぶらでダンス、ダンス、ダンス!
夏が好きだ! 太陽が好きだ! 自分の汗のにおいが好きだ! 生きているという感じがするから!
走ったときに、髪から汗が滴るのが好きだ! 生きているという感じがするから!
公園の芝生に倒れこんで、腕や頭に小さな草が付くのが好きだ! 生きているという感じがするから!
夏が好きだ! 夏のいい天気が好きだ!
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