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あたらしい世界

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世界を調べに旅に出る (完結しました)
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2014年10月の記事一覧

彼「なぜパンタ・レイを破壊するんだ」
電気技師「私は通信省で極秘にワープ装置を開発する担当に選ばれた。
眠らずに頑張ったよ、そしてついに完成した。
だが上司の室長が自分が開発したことにすると言い出した。
悔しかった。
ある日、資料室で古文書を見つけた。パンタ・レイのことだった」

秘密の森
姉「でも、どうしてもあなたを失いたくなかった!世界の秩序が
乱れてもいいと思ったのよ!あなたが生きていれば。
それで儀式が終わったあと、コントロール・ルームに閉じ込め
られているあなたをこっそり救い出そうとしに行った・・・
危険だから話の続きはこのなかで」スピカ「えっ」

秘密の森
スピカ「あなたは?」姉「私はあなたの姉よ。やはり記憶喪失に・・
この地域にはパンタ・レイという守り神が居て秩序を守って
いたの。30年に一度イケニエを捧げないと秩序が乱れると
いう言い伝えがあって、代々従ってきたのよ。
そして、今年あなたが選ばれた」
スピカ「私が!?」

秘密の森
彼女「うう、ここは・・どこなの・・・。何が・・・。
そういえば、あの地下室でなにか光って・・
彼は・・彼はどこかしら。いないみたい・・・」
????「スピカ!なぜあなたがここにいるの!?」
彼女「えっ、あなたは・・・??スピカって私のこと・・?」

コントロール・ルーム
電気技師「この部屋は12時間後に爆発するように仕掛けた
死にたくなかったら、はやく外に出ろ」
彼「あんた誰だ?パンタ・レイが破壊されると、
どうなるかわかってるのか」
電気技師「わかってるよ。でも、この鍵があれば生き残れる。
ついて来い、見せてやるよ」

コントロール・ルーム
彼「この石像、パンタ・レイって彫ってある・・
もしやこれが、伝説のパンタ・レイなのか!?
古い言い伝えだと思ってた・・・
手や頭が欠けてるってことは、大変なことになるんじゃないのか!」
????「お前、そこで何やってる」
彼「えっ・・」

コントロール・ルーム
彼「ウッ、ここは・・あの部屋!? ワープした?? 
通信省が極秘にワープ装置を開発していたという噂は本当だったんだ・・・!
彼女は、彼女はどこだろう!??
ひとによって飛ばされる場所が違うのか・・・??」

旧通信省、地下通路
彼「あれは、石でできた手?そういえば、あの部屋にも巨大な石像があった・・
関係あるのかな」
彼女「その奥になにかモヤモヤしたものがある!」
彼「えっ!? 光った? うわっ!!」
彼女「きゃっ!!」