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誤情報はこうやって始まる。

最近、明るいニュースが少ないし、唯一明るいと思っていた大谷君の周辺も大変なことになっているし、ニュースというものをあまりじっくり見ないことにしています。

新聞も、ネットニュースも、大見出し、小見出し程度でだいたい内容がわかるし。何もかも深く読んでいると、自分のことのように疲れるという気質でもあるので。

それでもスマホを開くと勝手に目に入ってくるものもあって、たいして活用していないX(旧ツイッター)のコメントを読んでしまった。

コロナ予防のワクチンを接種して後遺症が~云々という一連のコメントの中に次のようなものがありました。

1年前あたりから、1本ではなく、2本の杖や、2本のストックで懸命に歩く中高年の人たちを見かける。早く、真実を伝えて欲しい。テレビから。

最初のコメント

両手にストックの方は私もよくみかけます
少しの段差も大変そうです
コロナ以前はほとんど見かけなかったと思います

それに続くコメント

それ、私や~~ン。

2本の杖!2本のストック!

確かに「2本の杖」ですわ~💦
私、これで運動公園とか、たまに懸命に歩いてる~💦

これは、知っている人は知っている「ノルディック・ウォーク」という
トレーニング(ウォーキング法)で使うポールです。
北欧フィンランドが発祥で、クロスカントリーの選手が夏のトレーニングとして雪のない山道などを歩くときにポールを使うことから始まり、世界に広まりました。

何も持たずに歩くのと比べて、さまざまな効果が期待でき、体力がある人やアスリートのトレーニングとして、また、シニアや体力が落ちている人はリハビリとして、年齢や体力に関係なく取り組むことができます。
でも、知らない人が見たら、健康な中高年が体力強化のために使っていても、体が弱っている人かな?リハビリかな?と思いますよね。私もなぜ知っているかというと、仕事で取材したからです。

ノルディック・ウォーク連盟としては、健康づくりの一つとしてほかのエクササイズと同じように普及させたいわけで、全国にある支部が講習会を開催しています。

■ポールを使うメリット
・両手を振るので全身運動になり、消費カロリーが約20%アップ。
・腰、ひざ、足首にかかる負担が軽減され、歩くのが楽に感じられる。
・肩こり解消や体力回復、転倒予防などが期待できる。
・リハビリの歩行訓練にも取り入れられている。
・折り畳み式のポールは、携帯して旅先でウォーキングが楽しめる。

取材資料から

私は取材したときに、そこで販売されているポールを購入しました。
しょっちゅう使ってトレーニングしているわけではありませんが、折り畳み式のポールを買ったので、山歩きに持って行けて、特に下り坂が楽に
歩けます。

で、話をもとに戻します。

1年前あたりから、1本ではなく、2本の杖や、2本のストックで懸命に歩く中高年の人たちを見かける。早く、真実を伝えて欲しい。テレビから。

最初のコメント

両手にストックの方は私もよくみかけます
少しの段差も大変そうです
コロナ以前はほとんど見かけなかったと思います

それに続くコメント

ここで、ヨガの師匠の言葉「信じるな、疑うな、確かめよ」を思い出します。これらのコメントを鵜呑みにして誰かに伝えたら、「コロナの後遺症がヤバいことになってる~~」という情報になり、それがすべてと受け取られかねません。
2本のストックで懸命に歩く人の中には、足腰が弱り、リハビリしている人もいるかもしれないけど、私のようにそうじゃない元気な人もいるんだよ、ということです。

ヨガの師匠はこんなことも言ってました。
「口を開く前に一呼吸、置け」と。
責任を持って発言しろということです。

先日はイギリスのチャールズ国王が亡くなったという偽情報が流れました。
確かめようがないものもありますが、とにかく「落ち着いていきや~」
ということ。おかしな世の中になったものです。


※このnoteにも#ノルディックウォーキングで大勢の人が体験談を書いています。







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