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オーダーメイド、やってみました

オーダーメイド服。

デザインや素材を全て自分で意思決定し、サイズも含めて自分にぴったりの服をつくる。そんな素敵でちょっとリッチな経験を、先日はじめてした。

ベトナムのハノイに数週間、出張で滞在する機会があった。

ごはんや休日の過ごし方について、駐妻さんのインスタを参考にさせてもらい、仕事のない時は日々あちこち動き回っていた。基本的に単独行動だったのだが、観光地で話しかけられた日本人旅行者には「一人?すごいですね…」と引き気味で言われたし、日本語を話せるベトナム人にも「こんなところ(観光地)に一人で来るのは、ちょっと寂しいデスネ」と言われてしまった。でも私は、誰にも縛られず、上司のアテンドもいらず、自由気ままの単独行動が楽しくて仕方なくて、一人でいろいろなところに行っていた。(暑すぎて室内から動けないこともあったが…)

そんな気ままな海外出張中に、どうしてもチャレンジしてみたかったのが「オーダーメイド服の製作」だった。

ここからは実際の写真も交えながら詳細をお伝えするので、ハノイに長期滞在/駐在予定の方はぜひやってみてほしい。そんなにいないかもだけれど。

ちなみに、海外特に観光地でできるオーダーメイド服には、店に行ってデザインを選んで採寸してもらうだけで済むクイックオーダーメイドもある。ハノイにも観光客向けにそういうお店があるのだが、私の場合は安く済ませたくて自力で布を買いに行くところから始まっているので、あしからず。旅行で滞在期間が短い場合は、観光客向けの2~3日で完成するお店でオーダーするのが良いだろう。


◆オーダーメイド服の作り方

①デザインを考える

この工程が楽しくて楽しくてしょうがなかった。膨らむ妄想。どんなデザイン、生地感、丈、仕事用なのか遊び用なのか、色、などなど。ZOZOなどのオンラインショッピングサイトを見回って、好みのデザインを見つける。

2時間ぐらい探し回った挙句、マルイwebチャネルにあったワンピースのデザインがかわいい&万が一失敗してもダメージが少なさそう、ということでこれに決めた。あともう1種類オーダーしたのだが、それもマルイ掲載のブランドから選んだ。

仕立て屋さんは英語が話せないことが大いに想定されるので、正面と背面をスクショしておく。下準備はこれで終わり。



②布を買う

生地がないと何も始まらないので、ドキドキしながら市場に買いに行った。

ここ、ホム市場の2階にはところせましと布屋さんが並んでいる。市場の周りにも布屋さんがたくさん並んでおり、そこで購入する人も多いようだ。

このように、フロア一面に小さいお店がズラッと並んでいる。どこに何があるのかもわからず、目が合った店員に「Cotton?」「Linen?」と声をかけて、希望の色を出してもらう。

それを何軒か繰り返し、明るいブルーのリネンと紺色のコットンを3mずつ購入し、市場をあとにした。


③布を仕立て屋さんへ持っていく

布を購入したその足で仕立て屋に行った。ハノイにはいくつか仕立て屋があるが、ホム市場のすぐそばにも日本人顧客の多い店がある。

ここが今回私が行った仕立て屋である。人が一人通るのがやっとの通路の先に4畳ほどの店があり、数人の店員が作業をしていた。

購入した布とスマホのスクショを見せて、これできる?とお願いする。30代ぐらいのお姉さんが対応してくれた。自分の携帯でスクショの写真を撮り、採寸する。袖の長さや丈など、細かい部分を決めていく。お姉さんは英語がほぼ話せなかったが、ノートに絵を描いて確認してくれた。

採寸が一通り終わった後は、お金を払って終わり。完成予定は1週間後とのことだった。仕立て屋の滞在時間は約10分。案外あっという間だった。


④完成

1週間後と言われていたが、ベトナムの期限は当てにならないので2週間後に受け取りに行った。

完成したのがこれ。

うん…控えめに言ってめちゃくちゃ良い…!

想像以上にかわいくて、きれいに仕立ててもらえていて、めちゃくちゃうれしかった。受け取った瞬間からニヤニヤが止まらなかった。

何よりも、「自分だけの一着」というのがすごく心地よかった。

生地、色、デザイン、丈や袖などのディテールまで、たしかに自分一人で選んだ一着。すごく愛おしくて、その日は何度も眺めてはふふふと笑っていた。

日本でこんなオーダーメイドは1万円以上するのではないか。ベトナムでは布代と仕立て代合わせても一着3000~4000円ほど。驚きの低価格だ。

安いけど大事に着よう。めちゃくちゃ大事に着よう。

そしてお仕立てにドはまりしそうだったので、これ以上長期で滞在しなくてよかった。

みなさんもぜひ。オーダーメイド服はいいぞ。

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