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今日行ったカフェ、すてきだった理由を考察してみる


すてきなカフェを見つけた

今日はすてきなカフェを見つけた。
悶々として、あれこれ考えてしまった今日。
もう嫌な気持ちで一日を追えてしまうのではないかと思っていたが、
カフェを見つけたおかげでいい一日になってしまったぜ。

ということで、せっかくならなぜすてきなカフェに思われたのか、考えてみたいと思う。

何故すてきだったのか

3点考えてみた。

1.カフェのコンセプトの押しつけがましくなさ

今日行ったカフェはビートルズの音楽がずっと流れていて、ビートルズの絵画やグッズが置かれていた。
のだめカンタービレや攻殻機動隊の漫画、Premiumなどの雑誌も置かれていたが、基本的にはビートルズのコンセプトのカフェだった。
コンセプトのあるカフェは基本的に人を選ぶ部分があると思う。
しかしながら、今日のカフェはおそらくだれでも入れると思う。
ビートルズという比較的だれにでも受け入れられやすい文化であること、
絵画などの主張の強くなさ、
何よりビートルズを普及することを目的としているというよりもみんなで一緒に楽しむことを目的としているカフェだった。
自然とその空間に入り込んで一緒に楽しんでしまうという感じだった。

2.どんな人でも1人で自分の時間を過ごしている

今日のカフェの驚きは、中年男性1人でいらっしゃる方が多かった。
ビートルズがコンセプトであること、店主が同年代であることも大きな影響力としてあるとは思うが、何より各々で自分の時間を過ごしてることに感動してしまった。
バーや居酒屋ではなくて、カフェであることが驚いた。
常連さんのたまり場、たわいもない話をする場ではなくて、
本当に好きなように過ごせる場所なんだな、と安心感をもたらしてくれる。

3.店員さんの根っからの優しそうな雰囲気

最近のカフェはどこも優しそうな雰囲気を醸している。だから、「優しい」なんて価値はなさそうに思われるかもしれない。
しかし、私はどことなく「優しくあろう」としているカフェの店員さんの雰囲気に、暖かさを感じることもあれば、さみしさを感じることもある。
こうあるべきというその人自身の信条故に、私に対してそのように関わっているんだ。私はその人自身がそうあろうとしているための道具として消費されているのではないか、等々小賢しいことを考えてしまう。

今日のカフェは優しくあろうとしているというよりは、とにかくビートルズを愛して、たのしくカフェを運営している感じがあふれ出ていた。
変に気を遣わずにすっと懐に入って関わってきてくださる居心地の良さがあった。
そして、中年男性も、女子大学生も、長く居座る客も、すぐに帰る客も、みんな対等に関わってくださった。
店を入店、退店するときの優しい対応もすてきだった。

すてきなカフェだった

いいカフェだった。
バランス感、許されている感じ、暖かさがちょうどよかった。
たくさんあるカフェがいかに生き残っていくのか難しいところだろうが、
すてきなカフェにお金を払う人でありたいと少なくとも私は思う。






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