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要は環境、行動量、分析量

何かの量を増やそうと思った時、やれることは2つしかない。一つは足すこと(足し算)、もう一つはかけること(かけ算)である。

今よりももっと自分が成長していけるように成長のスピードを上げていこうと思った時も、同様に「足す」か「かける」かしか取れる選択肢はない。

元の成長スピードが1で、その1が毎日積み上がっていっている成長を考えると、具体的には毎日積み上がる1を1以上の数字にするか、積み上がったものに毎日レバレッジを少しかけるかが考えられる。

1を1.1にできれば30日で元々の成長スピードよりも3多く成長でき、0.01のレバレッジをかけられるようになれば、30日で元々の成長スピードよりも約5.1多く成長でき、毎日1を1.1にして0.01のレバレッジをかけられるようになれば1ヶ月後には8.6多く成長していることになる。

毎日の行動量を10%だけ多くして、その中の1%だけ次の日に繋げがる振り返りをすることができれば、1ヶ月後には役30%近くの成長スピード増を得られることができ、その差は時間経過とともに指数関数的に開いていく。

この時に特に重要なのが、振り返りによるレバレッジ(かけ算)で、これは指数関数的な差を生み出す原動力となっている。逆を言えば、ここがザルで1日の学びを次の日に活かせないとなると、いくら行動量を増やしても差はあまり大きくならない。

計算上の話なので、現実でも同じようになるかはわからないが、同じ行動量でも振り返りを0.1%の改善(毎日のレバレッジを1.01から1.011にする)だけで、1年後には25%増の成長を得られている計算になり、仮に1%改善(毎日のレバレッジを1.01から1.02に)できたとすると、一年後には10倍以上の差が開いていくことになる。

恐るべきことに、この差は改善の次元が高くなればなるほど(1.01を1.02にするよりも、1.05を1.06にする)効果が大きくなる。

要は、行動量も大切なのだが、後々すごく効いてくるのは「振り返り」の方で、特に「とにかくやれ」と言われている現代社会においてはその重要性を自分の中で考えることは価値があることだと個人的には感じている。

勿論、これは行動することを前提とした時の話なので、全く行動しない(積み上がる数が0)場合はいくら振り返ろうと思っても、レバレッジをかけられる数字がない。

行動量と成長しなければいけない環境が最終的に振り返りの質もあげるので、とにかく行動量を増やすこと、自分を良い環境に置くことが大前提となるのだが、その上で一番効いてくるのは毎日の振り返りであると思っている。

記事や自己啓発本にはやるべきことがゴタゴタとたくさん書いてあるが、要するに「環境」を整えて「行動量」を増やし、「振り返りによる学びの量」をいかに増やしていけるかだけの話である。さらに、環境さえ整えられれば、自分の追うべき変数は「行動量」と「分析量」だけになる。

環境と行動量と分析量。

これは、最近の自分の中でも最も良い発見だったと感じている。これが、僕以外の誰かの参考になっていただければ幸いです。

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1997年の日本生まれ。