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22年間。中学生

ここからは中学生の時の話になる。

小学生のころからやって来たサッカーを続けるのだが、中学の部活ではやらなかった。理由は簡単、坊主にしなければならなかったからだ。まったく訳がわからない。だからクラブチームに入ることにした。セレクションを受けて、ほぼ全員合格だったみたいだ。

学校の方はというと、勉強がずいぶんとメインになったなと思う。結構成績のことは気にしていた。母親が勉強しなさいタイプだったので、塾にも通っていた。でも別に成績が良いわけでもなく本当に中ぐらいだった。ランクはEとかDとかをウロウロしているような感じ。

勉強は好きじゃなかった。なんかやらなきゃいけないのだと思ってやっていた。でも塾もサボってたし(バレて怒られたこともある)、決して真面目なタイプではない。中学2年生まではそんな感じで楽しみつつ、サボりつつ、ゲームにどっぷりハマりつつ過ごしていた。

3年生になると周りが受験だと囃し立てる。成績により目がいく。テスト一つ一つにも。模試だって受けた。一応志望校はあった。家からすごく近く文武両道で、進学校と呼ばれる部類の高校だった。塾や、学校で見る判定ではだいたいいつもD判定ぐらいだったから、周りはヒヤヒヤだったのかもしれない。でも私はまったく落ちる気がしてなかった。なぜかはわからない。そしてちゃんと受かった。

そしてこの少し前からいろいろと変わっていくことになる。

まずは、サッカーをサボり始める。クラブチームだったので、正直キツかった。夜まで練習して、土日もサッカーだらけ。楽しかったサッカーはどっかにいっていた。楽しさ重視で、もとからそんなに勝ちに固執していなかったことが拍車をかける。サッカーは塾で行けないと伝え、塾にも行かず友達の家で時間を過ごした。

そして次は学校である。志望校が私立だったため合格発表は1月か2月だった。そして受かった私は、どうして学校に行き、勉強をするのかわからなくなった。そして、学校に行かなくなった。まったく行かないことはないが、遅刻して行ったり、休んだり、たまには普通に行ったりを繰り返してた。

正直この期間は私にとってとても楽しい期間だった。学校に行ってない間は、アニメを観たり、YouTubeを観たり、ネットサーフィンしたり、ゲームをしていた。ここで僕のネット、ゲーム系の知識は一気に深まった。

相変わらずここでも私は早く卒業したいと思っていた。そして卒業式のとき、担任から生徒ひとりひとりに宛てた手紙をもらった。今でもよく覚えているのだが、こう書いてあった。

「卒業おめでとうございます。〇〇(私)は、冷静で色んなことを考えていたと思います。少しミステリアスな部分もあったと思います。友達の前ではもっと正直でいれたのかな?もっと知りたいことがあったような気がします。でも、それは野暮なのかもしれませんね。〇〇なら大丈夫、卒業おめでとう!」

この人は私も言葉にできない何かに気づいているんだと思った。だからだったのか。だから私が学校に行かなくても、遅刻しても、親に連絡することは1度もなかったのか。そんな風に思った。
不思議な出会いだったし、そんな人もいるのかと思った。そして僕はこの先生が好きになった。これが後の意思決定に繋がるとは、この時は思いもしない。

こんな感じで特に苦労することもなく志望校への道を開き、なにも真面目にやっていない僕の過ごした中学時代だ。



高校は中学よりましだったので、次はそんなに面白くないかもしれません。ごめんなさい。

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