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親の心の救い~宗教について~

以前に親の信仰している宗教が、理解できないとブログで書いたことがあります。
私の名前は信仰している宗教の思想から一文字頂いていると親から聞かされています。

親にとって宗教とはどんな存在だったのか考えたことがあります。
それをまとめています。



親が宗教を頼った理由

私の両親は戦前戦後とても貧しい生活をしていました。広島に住んでいたので原爆で亡くなった人も見ています。
父は被爆者なので原爆が投下された日のことを何度も話してくれていました。でも、私はその話を聞くのが怖くて、半分は聞き流していたように思います。
後頚部にはガラスの破片が多数刺さったと、傷口を見せてくれていました。
今や第二次世界大戦の真実を教えて下さる人がいますが、その当時父は敗北感でいっぱいで、憎しみも大きかったと思います。

母は大切な人を失いました。母親を早くに亡くしていたので、幼いながら家族を守ることで一生懸命でした。私達のように日常が遊びではなく、家の手伝いや弟の子守、日々の生活で必死でした。勉強もろくに出来ない、友達とも遊べないという子供時代を過ごします。

良く両親は言っていました。
「沢山苦労してきたから、もう楽になりたい」
そう、苦労が生活の多くを占めていたのです。

日々の生活の中で、どうしてここまで苦労しなければならないのか、理不尽なことが起きるのか、一生懸命に生きていても分からないことばかりだったのです。
親は心の支えを必要としており、心の糧、教えがないと生きていけなかったのだと思います。
それを解決してくれるのが宗教だったのです。


宗教は心のよりどころ

親の生きてきた時代だけでなく、今も戦争や事件、自然災害などどうしてこんなことが起きるのかと、悲しんでおられる方も多いと思います。

精神・心を支える宗教を浸透させることで、人々は心のよりどころを得て厳しい時代を生きてきたのだと思います。

人々を救う宗教は救済宗教と言われるそうです。
人々の分からないこと、不安なことを解決してくれるのが宗教だったようです。
宗教にまつわるあまり良くないニュースが時々流れてきます。
宗教は人々の救いだったものが、特定の宗教ですが苦しめているような現状にあります。

私達の親世代は宗教を頼っていますが、私達は宗教を必要としなくても、心のよりどころが沢山あります。
日本は仏教だけでなく神道もあるし、御朱印集めしながら神社参拝する若い人達も多いですよね。
それから、ホロスコープや九星気学、スピリチュアルヒーラー、タロット占い、手相、パワーストーンなど心を癒し、心を支えてくれるものは沢山あります。

親世代は今の苦しさから逃れるための救いだったかもしれませんが、私達は過去と今の状況を理解し、未来をよくするように活用している人が多いのではないでしょうか。

そしてカウンセラーという人たちも増え、心のよりどころが増えています。
ただ、色んな教えやアドバイスが多いため、みんな迷っているようにも思います。


誰もがスピリチュアル

親は宗教を日常に上手に取り入れていたかと振り返ってみました。
私がこうしてこのブログを書けている時点で親は宗教と共に生きて、私を守ってくれたと思っています。

どうしてこんな苦労が多いのか、幸せになれるのか、なぜ生まれてきたのだろう。
人は苦労すると色んな理由を探しはじめます。
苦労しなければ生まれてきた理由や生きる目的など探さないと思うのです。
自分の精神、霊性を高める手段を探し、実践している人達も増えてきていると思うのですが、皆さんはどうでしょうか。
親の体験した苦労とは違いますが、私達の日常もしんどいなと思う時があります。
そういう時は自然界の流れのなかで今動いたほうがいいのか、立ち止まった方が良いのか、そういう点を参考にしています。

占いなどはマイナスなことを言われたりしますが、注意はしつつ良い予測であれば、あたかもそうなったように日々を送るのです。
今月は運気が良いし、叶えたいことに一歩近づくと感情を先取りするのです。

親が精神性や霊性という言葉を意識していたかは不明ですし、未来に描いたものはどういうものだったか理解は出来ません。
しかし、苦しい時代を生き抜いてこられたことで宗教の力に感謝していたと思います。

まとめ

親は宗教に救われそのおかげで今の私がいます。
もうひとつ、親のお陰で救われたことがあります。

親は必ず年を取り、死を迎えます。
その直前に親は霊性を高め、神聖な人間の姿を見せてくれます。

親の死は子供のスピリチュアルな側面を育ててくれるものだとも感じます。

親の信仰している宗教が理解できないと悩む方へ、参考しなれば嬉しいです。最後までお読み頂いてありがとうございました。





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