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日々のあれやこれや

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日常の気づきやあったこと、感じたことなどを綴ったエッセイ
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記事一覧

「抜かされて嬉しい」という初めての感情

息子に背を抜かされた。私は157-158センチ。4月の学校の身体測定では息子の身長は157センチで、家で見比べても、わずかながら、でも確かに私の方が高かった。ここ数か月、「まだ私の方が大きい!早く抜いていいよー」というやり取りを何回したことか。一気に抜かれるかと思いきや、意外に時間がかかって、あれ?ちょっと停滞期?としばらく気にしていなかった。でも、数日前に夫が「おっ?息子の方が高いぞ!」と言いだして、測ってみたら確実に追い越されていることが判明。こういうのは「まだかまだか」

企画展「マティス 自由なフォルム」を国立新美術館で

先日、夫を誘って国立新美術館で開催されている企画展「マティス 自由なフォルム」を見に行ってきました。昨年たまたま、マティスを取り上げたNHKの番組を観て、行けるところで展覧会があったら絶対行こうと決めていたのです。平日限定ペアチケットを前売りで購入していたので、通常2200円が1900円🙌国立新美術館も見たかったので一石二鳥。 「色がビビッドできれい」「明るくて現代的」そんなイメージのマティス。でも、初期のものは、そうでないものも多く、「色彩の魔術師」と呼ばれるまでには、や

どうして私は母に期待してしまうんだろう

またやってしまった。義母の余命が残り僅かで、今はただただ「その時」が来るのを待っている時間なのだけど、これが想像以上に長く、重く、果てしない。どうしたって考えるし、考えても何もできることはないし、でも予定を入れたりする気分にもならず、結果ただただ悶々と過ごす…という日々をちょうど4月に入ったその日から送っている。 そんな状況をもちろん実母も知っていて、おそらく気に掛けてくれているのだと思う。電話をくれた母に、この時間が想像以上にキツイ、なんならちょっとおかしくなりそう…とつ

推しからの返信で生き返った話

映画好きで、インスタにレビューをあげたりもしているエンタメ好きな私には、好きな役者さんがたくさんいる。演技や顔、雰囲気が好きだと思ったら私はインタビュー記事やYouTubeなどを漁りまくる。すると「素敵だな…」と、ほとんどの場合、満足してして落ち着いてしまうのだけど、これからもずっと見続けていこうと決めている「推し」の俳優さんが数人だけいる。 今、私が最も推しているのが、俳優の田村健太郎さん。昨年のマイベスト映画「ほつれる」の絶妙な嫌さ加減の演技ですっかりハマってしまった。

恐怖!現実逃避…からのスマホゲーム中毒…からの帰還

義母の看取りケアが始まって、余命はおそらく数週間あるかないか。ようやく桜が咲いて、新学期が始まったというのに、私の頭の中はそのことでいっぱい。予定が入るかもしれないので、他の予定は入れないで、でも、予定が入るかも…って何なんだ?と自分に突っ込みつつ、決まっているスケジュールを眺めつつ、もしこの日だったらここに連絡しなきゃ…とか考えていると、なんだかそれを待っているかのようにも思えて罪悪感。でも、息子の学校・部活・塾や仕事の調整なども、やっぱり私が考えておかなくちゃいけないわけ

新クラスと私のトラウマ

新学期が始まり、息子のクラスが判明した。こんな子供じみたことは言いたくないと思いつつ書く。 4年前、ママ友との関係で、メンタルが崩壊するような出来事があった。私はそれから2年くらいは、その方の姿を一瞬でも目にしただけで、30分くらい、耳の聴こえが悪くなった。心臓もバクバクして、過換気のような症状になっていた。息子が中学になるくらいから、そういうことはなくなっていたのだけど、今回その方のお子さんと息子が同じクラスになった。と、聴いてから、ドキドキが止まらない。私が学校に行くわ

義母を思う、いつもと違う春

施設にいる義母が2月に誤嚥性肺炎になり、二週間入院した。 でも、順調に回復して、退院できた。入院中に会いに行ったけれど、そんなに悪くない状態に見えた。胃ろうになるかも?なんて話もあったけれど、それもしなくても大丈夫…という話ですっかり安心していた。でも、先日、あまり状態がよくないと連絡が来た。胃ろうにする・しない、ではなく、胃ろうは既に選べないらしい。2週間、点滴になったけれど、その後のことはどちらかを選んでくださいと言われた。 ①中心静脈栄養 ②何もしない ①の中心静脈栄

たけのこミュニケーション

私の実家近くにタケノコが有名な地域がある。そこに親戚があり、父が手伝っているので、毎年美味しいタケノコを送ってもらえる。いっぱい送ってくれるので、毎年友人にお裾分けをしているのだけど、特にタケノコ大好きな方々が3人。毎年、大絶賛してくれるのがとっても嬉しくて、タケノコが届いたら、真っ先に連絡している。 みんな、息子の同級生のママさんなので、春休みの過ごし方や今度のクラスはどうなるかな?なんて話をして、「またねー♪」と帰って行った。タケノコがなくなった代わりにお礼にいただいた

噛み合わない会話「オーソドックスなハンバーグ」

最近、土日でも息子の部活やら塾やらがあって、お昼に外食する機会がめっきり減ってしまった。でも明日、息子の部活の時間が早まって、9時半には終わるらしい。久々に家族で外食に行けるチャンス到来! せっかくだから、こういう時にしか行けないところに行こう!と考えていて、以前行ったハンバーグ屋さんが思いついた。開店と同時に行かないと混んでしまうそのお店。前回、夫はいなかったので、いつかみんなで行こうと話していたのだ。 夫に「何ていう名前のお店?」と訊かれたけれど、忘れてしまっていた。

胃腸炎にでかプリンは、妻の優しさ…と思いきや…

夫が数日胃腸の調子を崩していた。おやつ好きで、家にいるとちょこちょこと私に甘いものを運んでくる夫が何も運んでこない…。運ばれると、「えー、また?太っちゃうよー」とか言いながら、でも食べちゃう私。でも、運んでこない。「夫が誘ってくるから」という食べる理由がない。…甘いものが恋しい…。食べる理由が欲しい。食べても「それなら仕方ない」と思える理由が欲しい。 私は考えた。それなら消化がよい甘いものを私が作ればいいんじゃない?夫は数日あんまり食べれていないし、卵と牛乳と砂糖で作れるプ

「やりたいことは、やれるときにやっておこう!」と、偉そうに言ってみた

自分のこととなると、途端に勢いが弱まるけれど、息子になら堂々と、さも当たり前のように、自分ももちろんできているように言えることがある。今回はコレ。 「やりたいことは、やれるときにやっておこう!」 はい、タイトル通り!笑 息子は私に似ているので、「やりたいな」と思っても、「もっといいタイミングがあるのかも…」「もっとお金が貯まってからにしようかな…」「こんなこと、していてもいいのかな…」など、いちいち立ち止まって考えてしまうタイプ。 先日、一人で電車に乗りに行こうかどうか

定期入れの替え時について考えたら、行きついたのは?

“かわいいなぁ…”と思う定期入れがあった。値段もリーズナブル。でも…別に今のが気に入ってないわけじゃない。使いにくいわけでも、壊れているわけでもない。強いて言えば、ちょっとヘタってはいるかも…。いや、でもちょっとヘタったくらいは味とも言えるし…。 そう、私は物の捨て時、替え時が分からない。 電車に乗るのは月1、2回程度。別に、定期券が少しくらいヘタってても良くない?そうだそうだー!私の中の私が言う。で、結局替えない。捨てない。実は、迷い始めてから半年くらい経っている。

【HSPの生態】図書館の本を破ってしまった場合、どうなるか

まず初めに断言しておきたい。私は本を結構きれいに読む方である。メルカリで新品購入して1回読んで売る時も、「新品、未使用」で出せるんじゃないかと毎回悩むくらいにはきれいに読める。小心者なので、ちゃんと「未使用に近い」で出品するけれど。 そんな私が、先日、大人になってから初めて本を読みながら破ってしまった。しかも、あろうことか図書館の本を!あぁ、なんてこった…。 言わなきゃ…。でも、言いたくない…。コラッ!人としてそれはダメ。でも、怒られる…?嫌だー!そんなことになったら、図書

「行けない」と決まると、ますます行きたくなる。でも、行けないの!

今朝10時から、行きたい舞台の一般発売が開始された。昨年の私のベスト映画「ほつれる」監督の加藤拓也さん演出「カラカラ天気と五人の紳士」。先行予約に第3希望まで出して申し込んだのに外れてしまい、今日の一般発売が最後のチャンス。 10時にチケットぴあとイープラスの画面から、エイっと申込みしたけれど、混雑のため繋がらず、結局10時4分にはSold Out!観られないのかー!と決定した瞬間に、“あー、絶対観たかったのに!”と、それまでの“観たかった度”を100%とすると、30000