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気になるがんサバイバー・笠井アナウンサーの言葉

がんになって、新しい生き方を模索しているはる美です。
どんな出来事にも意味がある!と思っているので、この大病をきっかけに人生やキャリアを大きく変えた方、生まれ変わった方に関心を持っています。

私が最近、気になっている有名人・がんサバイバーの方の一人は、フリーアナウンサーの笠井信輔さんです。元フジテレビの方で朝のワイドショーに長く出ていた方です。

私が治療中の時には、なるべくがんサバイバーの方の記事は見ないようにしていたので、笠井さんのことがネットニュースで話題になってもあえてチェックしないようにしていました。

ただ、なんか治療・入院生活を写真でリアルに投稿されているようだったので、「こんなことよくできるな~」とか「有名人って大変」って思ってました。それは、堀ちえみさんとか池江さんの情報発信も同様に感じていました。

そんなふうに、なんとなく気になりながらも避けてきた方であったのですが、昨年たまたまがんに関するオンラインイベントで、笠井さんがゲストとしていろいろお話をされており、響くことがいくつかありました。

治療の過程をブログでアップし続けた理由は

・励まされたいから、応援してほしいから
・これまで報道側として、災害の被災者や芸能人などにつらい局面でインタビューを沢山してきて、自分の事だけを隠すことはできないという想い

そんなお話をされていました。

ブログに詳細を書くことで、コメントで本当に励まされたり、情報をもらったりすることで本当に助けられたと笠井さんはお話されていました。

つい、ネガティブな書き込みされるんじゃないかなと勝手に私は思っていたので、あえて公表して励ましてもらう・・・という発想は新鮮でした。
そして、アナウンサーとしての使命感もあって悩んだけれどオープンにされていたんだと知りました。

笠井さんはそのイベントで、
「がんになったからこその出会いを楽しんでいる」と言っていた言葉が私には印象的でした。

当日も、このイベントで新たに知り合ったヘアメイクアーティストの方に髪型をセットしてもらっていて、これまでと違ったカールした毛をいかしたスタイルを自慢してみたり、画面上でも心から楽しまれているようでした。

私はまだ、楽しんでる、っていう境地ではなかったので、はっとしました!

私が笠井さんが気になるのは、独立直後にがんとなり、なんでこのタイミング?って恨んだと思いますが、現在は病気の経験を逆に個性としてお仕事の幅を広げていらっしゃるように見えるから。

今はがん関連のお仕事は当然、多いと思いますし、病気の経験をつづった本まで早くも出版され精力的に活動されています。

会社員のままだったら、ここまで自由に活動できないかも。
フリーとなったタイミングだからこそ、自分が思うことを制限なく表現できるし、アナウンサーという仕事だからこそ、世の中に何かを伝える役目としてがんを活かしてお仕事されている。

笠井さんは独立直後にがんという大きな病気になり、大変な状況であったものの治療でがんは寛解し、新しいフィールドも得て本までだしちゃった。。というまるで、ドラマのような話ですよね。(笑)

笠井さんはきっと、病気のことを伝えるお役目があり起こった出来事なのかなと私は思いました。

がんになると、なんでこんなことが自分に起こるのか、どんな意味があるのか知りたくなります。
だれか、その意味を、答えを教えてくださいと私も病気になった直後はなんども心の中で唱えました。
なんとなく、自分ではがんになった意味合いは理解してはいても、やっぱりはっきり答えが欲しかった。

でも、自分で意味付けするしかないんですよね。。
それが、ぱっと浮かんで、そしてすぐに自分の仕事にむすびつく人っていいですよね。羨ましいところも。

たまたま、笠井さんはお仕事柄もあり、治療後すぐに、新しい世界で活躍する、スタートダッシュができた方なのかなと思います。
そして、がんの経験が差別化となって逆にビジネス的にもプラスになっているような事例かなと思います。

なかなか、一般の方は私も含めてそんなにスムーズにいかないと思いますが、がんサバイバーの方が病気をプラスにして元気に活躍されているのは嬉しいですね。

私はまだ、がんになったからこその出会いを楽しめるほど動いていないので、今年はもう少し活動をしていきたいなと思っています。

*笠井信輔さんブログ「人生プラマイゼロがちょうどいい」https://ameblo.jp/shinsuke-kasai/entrylist.html



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