VIDEO:ベースのメロディを楽しむ
ベースの音って、ギターやボーカルの陰に隠れてわかりづらいですよね。
でも、もちろんベースはベースの音を奏でているわけで、普段あまり意識しないベースのメロディってどんな感じなんだろうと気になっていました。
ここからは、僕が好きなバンド、よく知っているバンドについて、YouTubeの「ベース弾いてみた」動画からピックアップして聴き比べたいと思います。
X JAPAN
X JAPANといえば「紅」です。本当のファンの方には「おいおい…」と思われそうですが、みんな知ってる&ベースがかっこいいという理由で選びました。
イントロからかっこいいですね。ベースって、一小節同じ音を弾き続けるイメージがあって、それがベースというものでもあり、若干退屈な印象を与える要素でもあると思うのですが、時折メロディアスになるところがかっこいいなと思います。その意味では、この曲は全体を通して退屈な印象がなく、かっこいいメロディだなと思います。
LUNA SEA
こちらも、1990年代に青春を過ごした人にとっては有名すぎる曲、LUNA SEAの「Rosier」です。
この曲もイントロからかっこいいですね。ザ・ベースという感じです。X JPAPANと比べると、X JAPANの方が手数は多い印象を受けます。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
ミッシェルの「ダニー・ゴー」。ベースのかっこいい曲といえば、この曲が思い浮かびます。
先の2曲のベースのイントロは、あくまでもメインを支えるベースのメロディだったのに対し、この曲はベースがメインのイントロで、そのメロディラインが「ごちそう」のようにカッコ良いです。その「ごちそう」が、曲の中で何度も登場します。なので、他の部分はオーソドックスなベースという感じなのですが、「ごちそう」メロディがあるので満足度が高く感じられます。
BLANKEY JET CITY
ブランキーは名曲がありすぎてどれを選ぶか迷ったのですが、ベースと言えばこれだろうというので選んだのが「綺麗な首飾り」です。
この曲もベースがメインのイントロで始まります。最初からわりと高音でメロディアスですね。歌が始まってからはオーソドックスなベースの感じになりますが、1:00くらいから始まるメロディラインが面白いなと思います。メインのメロディーの裏で弾むベースの音って、職人技が光るところだと思います。どれだけ弾もうが、あくまでもベースの音を外さないわけで、どうやってこのメロディを考えたんだろうと関心してしまいます。
東京事変
東京事変の音楽はちゃんと聴いたことはないのですが、ベースの上手い人として必ずと言っていいほど取り上げられるのが、亀田誠治さんのベースです。
曲の雰囲気を大切にするベース、曲に良い雰囲気を与えるベースだそうで、そういう観点で聴いてみるのも良いかもしれません。曲のテンポが途中で細かく変わっているのが面白いです。
BUMP OF CHICKEN
バンプの「天体観測」は、印象的なメロディのギターが目立つ曲でもあります。ではその裏でベースはどんなメロディを奏でているのでしょうか。
左手がけっこう動いていますね。メロディアスな感じがします。あと、おとなしくしていて、エッセンス的に音を入れ込むようなような弾き方もしています。
L’Arc-en-Ciel
ラルクの「HONEY」。tetsuyaのベースは歌うベースとして有名ですが、この曲でも歌っています。左手が、ネックの方から本体の方まで、頻繁に行ったり来たりしています。
妻はこの譜面を見て、ピアノの右手の音階だねと言っていました。つまり、本来ならばピアノでいうところの左手の音階を奏でるはずのベースが、メインメロディ側を弾いているということです。ただそのメロディーが、ギターのメロディを邪魔せずに跳ねている、というところがすごいと思います。
B’z
ベースという観点の記事なのになぜB’z?と思われるかもしれませんが、あまりベースという観点で意識しないアーティストだからこそ、メインメロディの裏でどんなベースが流れているのか聴いてみても面白いのではないかと思い、取り上げてみました。
意外とベースラインが動いているんですね。それでもまだこの曲は大人しい方だと思いますが、「ギリギリchop」の場合はもっと激しく動いている印象があります。
ベースの聴き比べ、いかがだったでしょうか。
ベースはあまり目立たない楽器であるからこそ、たまに顔を出したときのメロディに、燻銀的なカッコ良さを感じるのだと思いました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!