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視野と伸び代

今日の18時ごろに年内最後の授業を終えて、まだ大学に残っている。
これからしばらく大学に来ないという実感が未だになく、空腹に耐えながら色々と作業を進めている。

昨日の記事でも触れたように、今日は学業の観点からの2019年のまとめをしていこうと思う。時間をかけて書いてもいいが、本気でそんなことをすると夜が明けそうなので端的に書き進めようと思う。

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はじめに成績のことに関して時間を追っていくこととする。
今年の4、5月は学祭の運営を最優先にしていたので、自分の勉強はおろか、大学の課題も8割が妥協でできた内容でしか提出できなかったような気がする。
そのおかげで成績はめちゃくちゃに落ちた。

ただ、その落ちた分の成績がもつ価値と、同時期に得た人間的な面での成長の価値を天秤にかければ、圧倒的に後者の方が重い。だから後悔はない。

とはいえ、夏休みが明けてからはきちんとペースやマイルーティンを保つように心がけた。春に失敗した分を取り戻すつもりで必死に学ぼうとした。

結果、いい結果をおさめられている。…と、思う。


そして何より、学祭に関わるのをやめてから、自分の中で一つの区切りを引くことができ、大学の講義だけではなく、もっと主体的にできる勉強に手を出し始めた

たとえば、自分の将来進みたい方向に関するコンペへの参加を決めた。時期的な問題もあってまだ実際に何か課題に取り組んでいるわけではないが、来年から本格的に始動する用意を進めているし、一緒に頑張ると声を上げてくれた友人とも打ち合わせを少しだけした。

あと、先週出した記事でも触れたように、いろんな人のところへ行っていろんな話を吸収するようになった。インプットをするだけというのが一番危険だと分かっているが、今は正直インプットを大切にしたい。

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そして一つ決断した。

初めての海外。

3月の上旬、わずか5日ほどだったと思うが、海外に行くことにした。
旅行でも留学でもなく、見学型のツアーだが、そのくらいの方が正直敷居が低い(これでもかなり決め兼ねていた)。
初めてのことをするということに人一倍抵抗を覚えてしまう自分。よくも「やっぱいいや!」と言わなかったものだと我ながら感心している。

学生という身分、そのような見学ツアーだからこそ、行ける場所がある、そしてそれを学んで生かす時間が残されていると思った。
必要な費用は割高だ(相場に無知な自分でも高くね?と感じた)が、そんな思いもきっかけになって、全額自分で払うことにした。親の脛はかじらない。

早速諸々の申請や手続きに振り回されて酔い気味だが、全ては自分への投資だと思って頑張るつもりだ。

他人にとっては些細なことでも、自分にとってはかなり意義がある。そういう見方も大切にしていきたい。


ちなみに今は、パスポート一つ取るのってこんなに大変なんだなあ、と思っている(学業関係ないけど)。年末をまたいでの申請って色々滞るなあ。

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自分のあらゆる視野を、自分で狭める癖がある。

学業とかそれ以外とか関係なく、性格としての話だ。

それを指摘され、立ち止まって(本当か?)と考えた時、素直に(あ、本当だ)と気づく機会がたくさんあったのがこの1年間だった。

大学での勉強以上のものを学びたいと思えば、自分でその世界に足を踏み入れる勇気。

そんな勇気を、怠惰さからか、あるいは臆病さからか、あるいはその両方からか、持ち合わせていなかったような気がする。

でも、その勇気を少しずつ自分の力にできている。少しずつでも確実に。

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大学での勉強の話を考えると、遠い昔に書いたこの記事のことを思い出す。自己紹介系の記事を除いては、初めての投稿だ。

恥ずかしくて直視できないが、9月1日、ここに書いた自分の意見はほぼ変わっていない。

非座学の世界は自由に基づいている。だからこそ、自分で踏み込む力をもたないといけない。

そうだよ。踏みこむ力をもたないといけないんだよ。

やっと踏み込めるようになるまで、何ヶ月もかかった。正直、大学に入る前からこんなことは考えていたので、数年かかったことになる。

でも、最近少しは自分で認められるようになった。
同時に、まだまだだと思う。
頑張ろうね、って自分の肩を優しく叩いている私がいる。珍しくも「私」が「自分」を鼓舞している。


だんだん世界がひらけてきた。未熟な自分の身の程も思い知る。
そんな時は誰かが「伸び代ですねぇ」と心の中で騒いでいる気がする。



私は今、着地点を見据えようと努力している。
どこを着地点にしようか、場所を探している。
そこに着地した後の周りの風景とか、着地後に得られるものとか、そういうものも勘案して、あっちかこっちか、どっちがいいかと探し続けている。
そしてこれが必要そうだと思ったものは、今の段階から準備している。



ある程度着地点候補が決まって、必要なものも揃う見込みがたったなら、勢いよく飛び出していこうと思う。
来年の総括には、飛び出せたという報告ができていることを望んで、今日の残りを大切に過ごそうと思う。