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#196 目の前に積まれたこの絶望と希望

2022.11.8.
題名を見て「ミスチルだ!」と思った方、気が合いますね。
Mr.Childrenの歌詞がいい…なんていう話はもう5億年も前から言われ続けている周知の事実である。

その時の気分にもよるが、もし自分が好きな曲を挙げろと言われたら…「NOT FOUND」「エソラ」は外せないだろう。

なぜか先日、この2曲のどこが好きなのかなと考えていて、共通項目があることに気付いた。それは、正反対のものが並列された歌詞である。

ああ どこまで行けば 
辿り着けるのだろう
目の前に積まれた 
この絶望と希望

君に触れていたい 
痛みすら伴い
歯痒くとも切なくとも
微笑みを 微笑みを
もう一度 微笑みを
NOT FOUND
メロディーラインが放ったカラフルな希望のフレーズ
輝きを撒き散らしては僕らに夢を見せる
明日へ羽ばたくために
過去から這い出すために

Oh rock me baby tonight
ほらもっとボリュームを上げるんだ

やがて音楽は鳴り止むと分かっていて
それでも僕らは今日を踊り続けている
忘れないために
記憶から消すために

Oh rock me baby tonight
また新しいステップを踏むんだ

メロディーラインが描いたカラフルな希望のフレーム
輝きを撒き散らしては僕らに夢を見せる
巡り会うたびに
サヨナラ告げるたびに

Oh rock me baby tonight
さあ踊ろうよ ボリュームをもっと上げるんだ
エソラ


ミスチルの歌詞には、「人生、キラキラしたものもドロドロしたものもあって、全部ひっくるめて世界は美しい」というようなメッセージがあると思っていて、それを感じ取るのが上に挙げたような正反対のものの並列なのである。

心が折れるような凹む出来事があって
飛び跳ねちゃうような嬉しい言葉をもらって
分かり合えなくて思い悩んで
爆笑するような面白いことが起きる。

毎日そんなことの積み重ねだ。



目の前に積まれた この絶望と希望。

私の最近の「絶望」は…
中学校の学年サポート。(またこの話!)

絶望という言葉を使うにはちょっと大げさすぎるのだが、喉にささってずっと取れない魚の小骨のように、子供たちから向けられた言葉やクスクス笑い、態度が、自分の中から消えない。

教室に入りたくないという、不登校支援ルームに通う子たちの気持ちがちょっと分かる気がする。。。人に嫌な気持ちを投げつけられるってきついよね。




そして私の最近の「希望」。

支援員さんと介助員さんの話を書いたら、そのお世話になったお2人と久しぶりにコンタクトを取ることができた。中学校での仕事についてアドバイスをたくさんもらった。

読んでくださった方々からコメントやリアクションをもらった。

中学校での仕事の愚痴を吐いたら、お世話になった先輩方からアドバイスと励ましをいただいた。

・子供と関係を作るのは時間がかかる。みゃー先生のsoulに身を任せて。
・関係ができていないと気が引けることもあるけれど、私は「これが私の仕事だから」と言い聞かせて図々しく入っていくよ!
・アピールの多い子は先生との関わりも多いので、普通にしている人や大人しい人に声をかける。
・良いところを見つけたら伝える。
・そのクラスに行きたくなかったら、遠目に観察する日も作る。
・人権、命に関わることは注意する。聞いていなくても、言う。止める。
・溜めずに吐き出す。

絶望で書いた記事が、周りの人たちのお陰で希望の種になった。
私には支えてくれる人がたくさんいる。


それから、皆既月食。
みんなで空を見上げるってステキ。



そして…

↑姪1のわさび菜と

↑姪2のみつばがそれっぽい葉を見せ始める横で、

私の担当するしそに、小さな芽が出た。



1ヶ月も遅れてるよ。
もう芽は出ないかなと思っていたよ。
いつ出るかなんて分からないものだね。
ちょっと、感動した。

私の「希望」たち。
なんか「絶望」よりいっぱいあるじゃないか!!!




#教員エッセイ
#Mr .Children
#notfound

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