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あなたを蝕んでいく悪書

本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えることだ。たえず本を読んでいると、他人の考えがどんどん流れ込んでくる。これは、一分のすきもなく完璧な体系とまではいかなくても理路整然たる全体像を展開させようとする、自分の頭で考える人にとって、マイナスにしかならない。
〜『読書について』ショーペンハウアー 〜

この本を読んだとき、衝撃を受けました。本を読むことは考えることに値しないと。

ただ、本を読むことは人生を豊かにしてくれることだと思っている。それには、確信がある。しかし、本を闇雲に多読し、大量の知識をかき集めたとしても、それが人生を豊かにするものではないはず。大量に生産される本の中で、約9割の本は悪書と言われています。悪書は読んだだけで精神が犯されますので、実際に害があり、さらに時間も奪われますので、手にしないのがベストですね。

1年間で約8万冊もの新刊が発刊されます。1日に換算しますと、約220冊になります。量産される新刊だけでも1日で220冊もあるわけですから読みきれるはずもないですよね。今年発売された本で10年後に残っているものはどれだけあるのでしょうか。9割が悪書なわけですから、しっかり見極めなて手に取らないと、痛い目にあっちゃいますよね。

本は人格形成をしていく要素がありますから、『悪書をつかまず、良書をつかむ』ことが大切で、その良書を繰り返し読みこむこと。そして、自分の頭で考えるとは、「自分というフィルターを通して世界をみて、自分が素直に感じたり、思ったりしたことが自分にとっての正解であるとし、その感覚と思考を昇華させていくこと」だと思っております。

日常会話的にかみ砕いて言いますと、
「俺がいいと思ったことは、いいもの(たとえ天才と言われている人がダメと言おうと)」ということであり、それが自分にとっての正解であるということです。

その感覚を大事にしたいものです。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

#ビジネス #行動 #読書 #悪書 #良書

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