私たちは何を信じているだろうか？

テレビに出演しているコメンテーターの話。街に流れている広告。ネットで流されている映像や音声。書店に溢れかえっている書籍。成功者と呼ばれている人たちの言葉。影響力のある人たちをインフルエンサーとさえ、呼んでいる。

これらは実に強力だ。この人が言っているから正しい。あの人が言っているから、正しい。そんな風に何も考えずにいると、いとも簡単に流されてしまう。そして、知らぬ間に信じてしまっている。本当にそれでいいのだろうか？

それは危険である。私たち一人一人が信じていいのは、私たち一人一人の考えである。あなたなら、あなたの考え。私なら、私の考え。その考えが正しいのだ。有名だから正しい、有名でないから間違っている、ではないのだ。自分の考えを信じることだ。テレビで流される考えも、ネットで流される考えも、全て他人が考えたこと。それは、自分の考えではない。自分の考えはどうであるか？それこそが、宝である。

たまにこんな人を見かける。成功者たちと自分は同じ考えをしているかと比較している。自分の考えが間違っていないかとオドオドしている。違っていると、スグに考えを成功者に寄せていく。同じような考えをしていると安心してホッとする。こんなことをやっていても、何にもならない。「右向け右」と言われたら、「右」を向いてしまう。いわば、奴隷である。そんな状態が楽しいわけがない。

なぜ、そうなってしまうのか？答えは簡単だ。自分で考え抜いていないのである。だから、自分を信じられない。自分で考え抜いていたり、何かをやりきっているなら、誰が何と言おうと微動だにしない。そうなると人生は自分の手中にあるのだ。

そうなるためにはどうすればいいだろうか？まず、自分を信じることから始める。確信がなくても、フワフワしたものでも、自分が思ったことは正しいのだと信じてみることだ。そして、信じ続けることだ。信じるというのはなかなか難しい。けれど、グラグラな自分を信じ続けて行動していくと、次第にグラグラが、グラッくらいになり、しまいにはビクともしなくなるのである。信じてやり続ける。これが、自分を信じるコツである。小手先のテクニックはない。やることである。やり続けることである。ただ、自分の人生を向上させようとやり続けることなので、苦しいけどもとても楽しいのです。

自分の考えを一番大切にする。たとえ、それがどんなことであっても。そして、それは人生のあらゆる壁を突破していく力強い信念となって、自分の道を作ってくれるのです。

“あなたはどんな考えをしてますか？”

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今日も充実した一日になりますように。

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