運命が変わる遺伝子テクノロジー
テクノロジーの未来は「遺伝子」にあり。
【遺伝子テクノロジー】
あらゆる生物の遺伝子を、容易にかつ高い精度で改変できる。
今や、世界中で巨額の資金を巻き込んだ競争が繰り広げられています。
《問題点》
人間の「設計図」である遺伝子を思ったように書き換えることにつながるなど倫理的な問題点がある。
それに対して、
ビル・ゲイツ氏は、
「新たなテクノロジーには、常に懐疑論がつきまとう。人類にとって良い方向に活用することが大切」と言っています。
遺伝性の病気を患った人の遺伝子を直接修正する研究、農作物や動物の「味」や「収穫量」を改良する研究、など日に日に現実味を帯びています。
今や、ヒトのゲノムを「読む」ことができるようになっただけでなく、「書く」ことすらも容易にできるようになっています。
遺伝子を改変することで、生まれ持った病気や異常を治すための未来が開ける一方で、身長や肌の色、知能面など、身体や精神の特徴にまで手を加えられる可能性もでてきたのです。
遺伝子テクノロジーによって、これまでは変えられないはずの「運命」を、変えられる可能性がでてきたのです。「生まれ」や「育ち」すら変えられるようになれば、「人間とは何なのか」というアイデンティティにも大きな影響を与えるでしょう。
このようなゲノム編集を始めとするバイオテクノロジーのポテンシャルに魅せられて、多く科学者やテクノロジー関係者、投資家が参画し、つぎつぎと新たな発見が報告されています。
バイオテクノロジーが人類にどのような影響を与え、人類がどう進化していくのかを楽しみに、今後の研究に注目しながら、明るい未来に想いを馳せたいと思います。
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