ステラ・アドラー著「魂の演技レッスン22」。
この本は、俳優たちのバイブルとして読まれてるらしい。演技に関して必要なことが説かれているのであろうと思っていた。

しかし、違ったのである。

生きるという一大事業への「取り組む姿勢」が説かれている。演技することも、その根底には生きるとは何かという哲学的思考が流れているのだなぁと深く感銘を受けたのです。

本書の至る所に、積極的に生きていくためのヒントが散りばめられていました。

「他人にわがままと思われてもいい。実技に集中を」

「授業には、身のまわりのごちゃごちゃしたものは、持ってこないで。」

「予定を間違えてもいい。外の人を裏切ってもいい。パーティーの誘いを断ってもいい、、、でも、授業には必ず来なさい。」

「足を踏み入れたことのない領域にチャレンジする時は、自分が知っている物事の範囲より外側にあることを考える必要がある。」

全て書き出していたら、キリがありません。

一言でいうと、

「圧倒的な努力をすること」

これに尽きると思います。

どんな世界でも、第一線で活躍している人々は圧倒的な努力をしている。しかも、想像をはるかに超える努力をしている。それが、伝わってくる。

俳優といえば、「舞台に立ってスポットライトを浴びて輝いている」という光の部分だけが取り上げられがちですが、その影にはやはり人並み外れた努力があるのです。

俳優、音楽、芸術、経営、スポーツ、、、。

世の中には多くの仕事が存在し、その世界でそれぞれ活躍している人々がいます。

その世界で活躍している人々には、才能が備わっていたのかもしれません。才能がなかった人けど、開花したのかもしれません。しかしながら、才能があるとないに関わらず、活躍している人に共通していることは、努力を積み重ねているということです。

もし、目指している目標から逃げ出したくなったら、「才能」という曖昧な言葉を言い訳にせず、努力することを選択して、少しでも前に進もうとすることがいいのではないかと思います。

才能よりも努力に焦点を当てたとき、今までにない力が開花するのではないでしょうか。

“あなたは日々、何に集中していますか？”

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。ステキな週末をお過ごしください。

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