喉元過ぎれば辛さも忘れる?【2歳児の記憶力】
先日、息子と2人で昼食をとったときのことです。
冷凍の牛丼にしたのですが、私は自分のぶんに唐辛子をかけてテーブルに持っていきました。
すると、それを見た息子が
「つよちゃんも赤いのかける!!」
と言いました。
私は「これ、辛いやつだよ?つよちゃんは食べられないと思うよ?」と返しましたが、息子は「赤いのが食べたい」と言ってききません。
仕方ないので、唐辛子の瓶を持ってきて「つよちゃん、前にこれ食べて大騒ぎしたの忘れたの?」と聞いてみました。
しかし、息子は瓶を見てもポカンとしていました。
実はちょうど一年前、私が夕飯のあとに唐辛子の瓶を放置したまま洗い物をしていたら、息子が瓶の中蓋を開けて唐辛子をぶちまけた上、口に入れてしまったのです。
息子は文字通り火がついたように泣き出し、大パニックになっていました。
当時の息子は1歳4〜5ヶ月で、まだ言葉を話すことができず、私は息子の様子を見て判断するしかありませんでした。
しかし、激しく泣いて咳込むのを繰り返す息子と、「一歳児が唐辛子を食べてしまった」という事実に、私も気が動転してしまいました。
結局息子は大事には至らず、牛乳を飲ませるなどしたら短時間で落ち着き、その後も体調を崩さずに済んだのですが、私にとってはかなり大変な出来事でした。
…なのに、それを忘れたというのかい。
仕方ないので、私は唐辛子がちょっとだけかかった小さい玉ねぎを「これ食べてみな」と息子の茶碗に乗せました。
すると、それを口に入れた息子は「…辛い」と言ってすぐに出し、結局食べることができませんでした。
「これでわかったね。もっと大きくなったらまた食べようね」と私が言うと、息子はうなずいて唐辛子のかかっていない牛丼を食べ始めたのでした。
息子が一年前に唐辛子を口にして散々な目に遭ったことを忘れているのかどうか、実際のところはわかりません。
それに、1〜2歳児の記憶力ってどのくらいのものなのかも私はわかりません。
でも、あんなにひどい思いをしたら少しは覚えていないのかなぁ…とも思いました。
ちなみに、今まで息子が話してくれたことのある一番古い記憶は"去年の夏、ママとばーば(私の祖母)とアイスを食べに行った"ということです。
当時、息子は1歳8ヶ月くらいだったと思うのですが、私の実家に泊まっていた時にあまりに暑かったので、地元のジェラート屋さんに連れて行ったのです。
私たちが出かけると言ったら、祖母が「おらも行く」と言ってついてきたのですが、息子はそこまでしっかり覚えているようでした。
息子はたしか、アイスを食べたのはこれが初めてではなかったのですが、フルーツを使った鮮やかな色のジェラートが印象的だったんだと思います。
で、今のところ、これよりも前にあった出来事を息子の口から聞いたことはありません。
本当に覚えていないのか、ただ話さないだけなのかはわかりませんが、ちょうどその頃って二語文(「わんわん、来た」など)が出るようになったタイミングなので、言葉の発達とも関係があるのかな?と個人的に思っています。
でも、きっと息子は成長とともに、今現在(2歳5ヶ月)のこともいつか忘れてしまうんですよね。
だから息子が過去の話をしてくれる時は、きちんと耳を傾けようと思いました。
↓息子の発語エピソード
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