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歴史・人物伝~松陰先生編④佐久間象山ら多くの逸材と交流

歴史・人物伝~松陰先生編の第4回です。

全国を視察して歩き、見聞を広げてきた吉田松陰は、江戸で砲術や兵学の勉強に励みます。松陰が学びの師に選んだのは、西洋砲術家であり、当時最高の知識人と言われていた佐久間象山です。

この頃、勝海舟(海舟の妹婿が象山)をはじめ、坂本龍馬、橋本佐内、河井継之助ら様々な立場で幕末に活躍した人材が、象山の元で学んでいました。つまり、全国から集まった逸材と松陰は交流していたのです。

その一人、熊本藩の宮部鼎蔵とは意気投合し、二人で東北地方に視察の旅をしました。藩の許可が出る前に旅立ったため、松陰は脱藩の罪で国元に戻されますが、藩主によって許され、再び江戸遊学に出ます。

そして、江戸を震撼とさせる事態が起こります。1853年にアメリカのペリーが浦賀に艦隊を率いてやって来ました。江戸にいた松陰は、この事態に衝撃を覚えるとともに、ある決意を胸に秘めていくのです。

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