タイトル3

#6【真実を浮き彫りにするチャンキング】

メタモデルを理解し活用しようとしたときに
まずぶつかるであろうポイントが

どんな質問が効果的なのか?

というところになってくると思います

一般化、歪曲、省略はわかった
でも、普段の会話や思考の中で
どうやったら内容を分解できるんだろう?
実際にはどうやって気付けばいいんだろう?

これらを解決する方法として必要になってくること
それが

言葉や状況を俯瞰して捉える

ということです


これは別の言い方をすると

観察者の視点に立って物事を捉える

と言い直すことも出来ます


この観察者の視点というのが
前にも話しました

ディソの状態

を表しています


どっぷり感情や想い、思考に浸かるのではなく
一歩離れたところから
まるで他人事のように自分や状況、言葉を眺める

そういった俯瞰した状態のことです


では、ディソが出来た状態になったとして
次に必要になってくることが

どうやって状況や言葉を分解していけばいいのか?

ということだと思います

この時に大いに活躍してくれるのが
チャンキングというスキル・手法です

~~~~~~~~~~~~~~~~
無意識化してしまっているビリーフを分解して
そのビリーフの発生原因を突き止める方法
~~~~~~~~~~~~~~~~

私はこのように捉えています

原因が見えたら
なぜそれを持ち続けているのかなどの
動機となるビリーフをさらに深掘りしていき
根っこの部分を見つけ出します

そしてこのビリーフを元に行われる思考には

いつも同じようなことを考えてしまう
ある状況に置かれたとき、決まって同じ考え方をしてしまう

などのパターンが存在していたりします


動機が見つかると

・なぜ自分がそんな思考パターンを持っているのか
・どうしていつもそうなってしまうのか

などのさらに深い原因が分かってくるので
今までの行動や判断の理由が自分の中ではっきりしてきて
その信念を持ち続ける手放すかを選べる状態になります

チャンクとは「塊」を意味していて
ここで使われる意味としては
言葉や概念、話の塊について表しています

チャンキングとは
この塊となっている概念や言葉、話の内容の
抽象度を上げたり、具体化したりしながら
目的や意味を明確にしたり、選択肢を広げたりする
思考方法、質問スキルのことを指しています

一般化されたり歪曲されたり省略されてしまった言葉や概念を
より正確に紐解いて、輪郭をはっきりさせてみたり
逆に抽象度を上げていって
どんな意味で捉えているのか
どんな目的をもって使われているのかを探り当て
隠されてしまって自分でも見えなくなっている真実について
より深い部分から解明していくアプローチと言えます


チャンキングは大きくは3つありまして

・チャンクアップ
・チャンクダウン
・チャンクスライド(水平チャンク)

という3種類で構成されています

「チャンクアップ」
上位の目的を明確にする役割があり
何の為に、どんな目的があって行うのか?
どんな意図や意味をもってその言葉を使っているのか?
という部分をはっきりさせる効果があります
・・・どういう意味?要するに?まとめると?など

「チャンクダウン」
さらに細かい具体的なことやイメージを浮き彫りにする役割があり
実際の行動に結びついたり、状況把握を明確にすることに役立ちます
・・・具体的には?例えば?その手段は?必要なことは?など

「チャンクスライド」
対象となる事柄や言葉の視点をずらすことによって
選択肢の幅を広げる役割があり
固定化された視点や思考から抜け出して
新たな観点を持ち込む効果があります
・・・他には?それ以外に?似たようなことは?など


例えば
他者とコミュニケーションを取っている時に
会話や概念のフィルターに注意しながら関わり
はっきりしない部分が感じられたら
上記3つのことを意識して
どれでもいいので質問を選んで投げかけてみる

そしてその質問への答えに
さらに別の質問を投げかけてみる

この繰り返しをしていくことで
本人でも気付いていなかったことや
意識していなかった部分が浮き上がってきて
今まで気づかなかった新たな気づきや発見が
促されていくということが起きてきます

ただし
ここで注意したいことが

質問は何でもいいわけではない

ということです

話には文脈があって
その流れを無視した質問だった場合
不快感や懸念感に繋がってしまいかねないわけです


例えば

「私、人生は楽しむべきだと思うんです」

という意見を言われたとします
それに対して

「他には?」

と質問したとしても

「他にって何!?」

ってなってしまいますよね(笑)


この場合

「どうして?」

の方がまだ話としては繋がりますし
さらに言えば

「人生を楽しむっていうのは例えばどういうこと?」

の方がさらに具体的な核心に近づける質問になります


そして、とても大切になってくることが

❝ 会話の前提を知る ❞

というスタンスです

なぜこの人はこの話をして来たのだろう?
どんな背景があってこの言葉を使ったのだろう?
この話の意図しているところはどこなのだろう?

そういった
今している会話の文脈だけではなく
今の会話に至るまでの経緯や過去の流れにフォーカスを当てて
相手の真意を知ろうとする自分自身のスタンス
心の持ち方のようなところが
メタモデルを行う上でのチャンキングのコツとなります


これまでにお伝えしてきた
・ニューロロジカルレベル
・アソシエーション/ディソシエーション
・VAK
・ビリーフ
・メタモデル
・チャンキング
これらの概念やスキルを使いこなすためには

ただ勉強するだけでは
やはりなかなか身につかないので
実際に日々の生活の中で活用しながら
活きた体験として経験を積んでいく必要があります

つまり
「感覚」まで落とし込んではじめて
使いこなせるようになっていくわけです

この「感覚を掴む」ということについては
また別の機会でお伝えさせて頂きますが
ご紹介させて頂いた内容を
何度も熟読したからと言って
活用出来るようにはならないということを
覚えておいて頂けたらと思います

知識として学び
概念や本質を理解し
実際に使ってみて
感覚として掴む

この一連の流れを通して
人生を豊かにしていく
基本的なスキルや能力が身についていきます

ですが
ここでぶつかってしまう壁が

「どう日々の生活に取り入れたらいいかわからない」

ということだと思います

もちろん自分自身で
「どんどん使えるよ!」
という方は
今日からでも生活の一部に取り入れてみてください

活用し続けることで感覚を掴み
自分のものにしていくことで
人生は大きく変化していくと思いますし
きっと驚くような経験をするんではないかと思います


ただ
私もそうだったんですが
ロジックや方法論はわかっても

・実際にどう扱ったらいいのかがわからない
・どの場面でどのように使ったらいいのかわからない
・具体的なやり方がわからない

といった壁にぶつかることが結構ありまして

方法論だけじゃなくて
もっと実際の活かし方や練習の仕方を教えて欲しかったなぁ

という経験をしてきました

もちろん
お金という対価をお支払いさせて頂いて

自分のスキルアップや価値観を変化させるため
少しでも多くの人の役に立てる自分になるために

時間とエネルギーを費やして
一生懸命、学ばせて頂きました

ですが、そこでよく感じていたことが

【 具体的で実践的な活用方法を知りたい 】

でした

この経験も活かして
自分が提供する側になった時


受け取ってくださる方には
ただ知識やノウハウを届けるだけではなく
日々の実践の中で使えるような形にしてお届けしたい

そう思っていました

ですので
コアモチベーションプログラムでは
知識としてお伝えする時間の他に
日々の生活の中にも取り入れられるような形で
プログラムに反映させています

プログラム終了の頃には
きっと普段の生活で意識的に活用できる状態まで
身についていることでしょう


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