短歌11〜柴犬の巻尾

最近noteで、我が家の柴犬モミジについて、ちょくちょく話題にしている。
皆さんからも「カワイイ」とのコメントを頂くことも。
ありがとうございます。

さて、犬を飼うと当然「お散歩」という仕事が発生する。

モミジが来たばかりの頃は、それはもう、散歩が楽しみで、一家のビッグイベントのような扱いだった。

犬を飼ったことのある人も、
あるいは飼ったことのない人も、
この「お散歩」が飼い主にとって必ずしも、毎日行きたくて行きたくて仕方ない…という行事ではないことにお気付きだろう。

休日は陽のある時間にノンビリ散歩できるが、平日となると、帰宅後、ご飯作りの前に、サーッと済ませたい…というのが私の本音。

とはいっても、モミジはこちらのそんな気持ちはお構いなしに、いろいろ寄り道をしてくれる。
そりゃそうだよね、やっと外に出られたんだもん。

私は比較的、モミジ主導型の散歩をさせていると思う。しつけ面ではあまり良くないのかもしれないけれど。
子どもや夫に聞くと、どうやら自分主導で最短ルートにモミジを導いてるらしい。

でも、私には出来ないんだなー。
モミジの気持ちを考えると、好きなとこに寄らせてあげたくなってしまう。
自分だったら、行きたいとこに行きたいもん。

なので私は、モミジの散歩中に短歌を詠むことが多い。お互いにとってお散歩は、一人で好きな時間を過すときでもあるなのだ。

短歌に夢中になっていると、モミジが用を足したかどうか、記憶にない時すらある。

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ふと気付くと、モミジがこちらを振り返ってる事がある。

今、全然私のこと見てなかったでしょ?

目が合うとまた歩きだす。

モミジの巻尾がプリプリと揺れている。まるで、私がモミジとの散歩に集中していないことを責めるように…。

いや、待てよ。

あるいは、目が合ったことを喜んで巻尾を揺らしているのかもしれない。

モミジもたまには構われず、一人静かに、心ゆくまで散歩を楽しみたいから。


私達女同士、戌年生まれの私だから似てるとこあるものね。

今日も柴犬の巻尾はいろんな言葉を語っている。共通言語はないけれど、その尻尾で、表情で、私達人間とコミュニケーションを取ろうとしているんだね。


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