くままる

PMDDと名前のわからない身体の痛みで働けなくなったわたしのつぶやき

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最近の記事

抗うつ薬はタイタニックも泣けなくさせる

初めてきちんとタイタニックを観た 泣けなかった ターザンでも劇場版ドラえもんでも泣いてきた私が、どのシーンでも泣けなかった 抗うつ薬を飲んでいると感情が動かない 本を読んでも映画を観ても情報をインプットする作業でしかない 感動できない スゴイナーカナシイナーオモシロカッタナー 一応薄っぺらい言葉を並べてみる そんな自分が嫌になる 薬のおかげで何もできない日はほとんどなくなった、薬を飲み続けなければ社会復帰は目指せない、うまく眠ることさえできない また底に沈むのは怖い で

    • 無職の1日、雨の日

      今日は雨が降ってる、 雨だから植物の水やりは大丈夫 雨だから身体が重たい 今日はなにをしよう 何をしてもいいから、何をしていいかわからなくなる サブスクで観れる作品数が膨大すぎて選べない、30分以上作品のあらすじを確認しては閉じて、結局適当なYouTubeを観てしまうように未来の選択肢は多すぎて、正解がわからなくて決められない 誰かにシラバスと時間割で正解を教えて欲しいけど、やっぱり嫌 そんな私には関係なく時間は過ぎて 気づいたら今日からもう5月らしい 働けなくなって7ヶ月

      • ミレーナをいれた日

        ミレーナをいれる日がやってきた ミレーナは病院によっては経産婦しか対応していなかったり、未産婦の場合は事前に検査をたくさんする必要がある、幸運にも私が通っている婦人科は「院長であれば未産婦でも対応できる、もう何人もやっている」とのことだった これまで行ってきたいろんな婦人科で何度も嫌な思いをしてきて、できればもう二度と新しい婦人科開拓はしたくないので本当に安心した 病院に着いて、内診台に座る 子宮がん検診の次の日腹痛で1日寝込んだ私に耐えられれるのか、、?というか麻酔の

        • ピルをやめてミレーナ挿入までの経緯

          私は初経を迎えた時からものすごく生理が重い 特にメンタルが大暴走して自分の体が自分のものではなくなってしまう 25歳になった今もやっと診断名が正式についたPMDDと、名前のつかない慢性疼痛との闘いは終わっていない、むしろ激しくなっている、この戦いに終わりがあるのかわからない 高校生の頃からいくつもの婦人科と心療内科を渡り歩いて、ようやく出会えた相性のいい婦人科で去年の秋まで5年くらいヤーズフレックスを飲んでいた 生理の回数を減らせることはすごく良かったけれど、デメリットも

        抗うつ薬はタイタニックも泣けなくさせる

          大型連勤を憎んでいたOL時代

          三連休、GW、年末年始、土日 世間の大多数が浮かれている日が大嫌いだった 学生時代のゴールが見えていたあの頃、 連休なんてどこも混んでるし平日に遊べた方がいい 映画のサービスデーは水曜だし 美術館も平日なら静かにのんびり見られるし 温泉だって土日は100円高かったりする だから卒業しても自由に平日に出かけたい、なにも変わらないわたしのままでいられるようにしよう。 そう思ってシフト制の会社を自ら選んだ 初めの頃は望み通り大学生の延長を楽しめた ネイルも髪色もピアスもなにもか

          大型連勤を憎んでいたOL時代

          いい人でありたいけど気が利かない私

          いい人でありたいと思う、 どんな人がいい人かはわからないけれど トイレの個室の中に飲み終わったスタバのゴミを捨てないとか、 混んでる電車でベビーカーの人も同じ駅で降りる時にさりげなく後ろの人に押されないようにガードするとか、 そういう生き方をしたい でも、理想の自分になれないこともあって そういう時は何日もうじうじ後悔してしまう 週末に赤レンガ倉庫に行った時、 女性用トイレはいつも通りとても混んでいた 個室は2つしかなく、回転はかなり遅い 列が進んで私が1番目になった時、

          いい人でありたいけど気が利かない私

          電子マネー社内に要注意

          ふと思い出したことがある、あと一歩で食い逃げ犯になるところだった苦い経験だ 一人暮らしをしていた頃、 近所にある昔ながらのおじさんが1人で切り盛りしているラーメン屋さんに何度か通っていた ある日、サンマー麺を食べている途中で気がついた 「やばい、財布忘れた」 カバンは持ってきていたけれど、 前日に別のカバンに財布を移していたことを完全に忘れていて、今手元にあるのはハンカチとティッシュとイヤホンとスマホだけ、、、、、 そしてこのお店は現金のみ対応 終わった 半同棲状

          電子マネー社内に要注意

          ワルいことがしたい

          昨日、数日ぶりに外に出た 図書館の本の返却期限が昨日までだったのと、 益田ミリさんの「今日の人生3」と三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」がどうしても欲しくて電車に乗って一駅先の大型の本屋に行った 益田ミリさんの本は買えたけれど、 三宅香帆さんの本は売り切れていた 代わりに前から気になっていた本を買った しめて4400円 2冊買うはずが3冊に増えている 本屋に行くとついついあれもこれもと買ってしまうのはよくあることだからまあよし 現在の積読は7冊

          ワルいことがしたい

          ペインクリニックに魔法はなかった

          私は去年から慢性疼痛に悩まされている 日常動作は問題なくできるけれど、膝から足先と肘から指先にかけて疼くような痛みがあって、痛みが強い時は立つのも座るのも辛くてベッドにいることしかできない この痛みが現れた時、生理との関係をこれ以上ないほどこじらせていたし、仕事が繁忙期でストレスも痛みと関係がありそうだった 急な欠勤で職場に迷惑をかけないためにも10月末、休職を決めた そして私の病院放浪の旅が始まる ①総合病院A-婦人科 かかりつけの婦人科に紹介状を書いてもらい受診、今

          ペインクリニックに魔法はなかった

          実家コンプレックス

          私の実家は築40年近い賃貸アパートである 小学生までは私が生まれる頃に建てられた戸建てに住んでいたけれど、ご近所トラブルがあって持ち家に懲りた両親は賃貸アパートに引っ越しをした 私はこの家が本当に本当に大嫌いだった 引っ越しをしたのは小学校の卒業と、中学校の入学の間であり、進学先の中高一貫校の女子校に中学受験をして入ってくるような子達の家はそれはそれは綺麗で広くて、びっくりするような都心にあって、友達の家に遊びに行ってから帰る我が家はくすんで暗く見えたし、だんだん家にい

          実家コンプレックス

          丸一日寝てた

          今日は何にもしていない 朝起きて本を読んでいたら眠くなって、 起きたら17時だった まだまだ眠たい、身体が重たい 夜も普通に眠れそう 明日には元気になれるかな なれなくても大丈夫、無職だから 仕事に行けるか心配しなくてもいい 行けなくて罪悪感で余計に体調が悪くなることもない 誰にも迷惑をかけずにベッドに溶け込める もし明日少し元気があれば、 喫茶店かファミレスで本を読みたい 昨日たまたま立ち寄ったブックオフが本20%オフセールをしていて舞い上がって迎えた本たち

          丸一日寝てた

          下り坂で物理を思い出した日

          今日は彼氏(180cm体格よし)と私(160cm標準体型)でレンタサイクルを利用してみた。 とても天気が良くて、 海の近くの風も心地よくて、 自転車っていいな〜と思いつつ走る、走る 下り坂ではペダルを漕がずに身に任せる 電動アシスト付きだから登り坂も子供の頃の記憶よりずっと軽くてスイスイ行けちゃう おかしい、下り坂で先を走る彼との距離がどんどん開いていく 彼も私も同じように流れにペダルは漕いでいないどんどん距離が離れていくので仕方なく下り坂でもたまにペダルを漕ぐ私 な

          下り坂で物理を思い出した日

          秘密基地開拓中

          我が家にはロフトがある。 働いていた時は在宅セットが陣取っていたけれど、返却してクリスマスグッズなど季節外の物を置くだけの空間になっていた せっかくなので、 子供の頃憧れだったロフト秘密基地を作ることにする 本棚と最近始めたハンドメイドのグッズ、 その他部屋にあった微妙に居場所のない可愛い物たちを集合させた これからもっと好きな物を詰め込んだ夢の空間にしたい まずは『横浜赤レンガ倉庫ドールハウス展 〜小さな灯りの物語〜』で手に入れたミニチュアを置きたい そして来週

          秘密基地開拓中

          夜逃げするように退職

          今日、辞めた職場に置き去りにしていた私物を受け取った 3ヶ月休職してそのまま辞めてしまったので、 ロッカーになにを入れていたかすっかり忘れていた ・2ℓの水 ・生理用品 ・のど飴 ・鎮痛剤 ・マスク ・ブランケット 仲の良かった先輩に回収してもらった荷物にはこれらが入っていた 特に面白いものはない だけど受け取った時、わたしは悲しい気持ちになった この大きな水は、 結果的に最後の出勤となってしまった日に、 翌日の出勤のために用意しておいたものだ 昨秋のある日、 わ

          夜逃げするように退職

          ななめな日

          今日は文章が全然思いつかなかった 理由は分かってる、 昨日抜いた親知らずの痛みが気になって仕方がないから ななめに生えた左下の親知らずは悩みのタネだったし、無事に抜けた後も悶々とさせる厄介なやつだった 思ったより顔は腫れてない、抜く時も痛くなかった、熱も出てない それでも違和感はあって風邪のようにだるい不快なコンディション 口の中が不快でご飯を食べる気もしない それでも気晴らしにと図書館へは行った 予約していた本の受け取りと、 気になった本たち 読むのがとても

          ちゃんと楽しく生きたいよ

          「わたしはやりたくないことはしたくない、 ちゃんと楽しく生きたいよ」 映画『花束みたいな恋をした』絹のセリフ このセリフは当時大学卒業間近だった私に深く刺さって、いまも「ちゃんと楽しく生きる」が人生の指標になっている 美大に入ったけれども自分は大変に平凡で素敵な感性なんて全然持ってないことに気づいてしまった私は、社会に出た自分に何が残るんだろう?空っぽのオトナになってしまうのだろうか?つまらない人間のまま老いて死ぬのかな?そんな風に悩んでいた このセリフに大変な感銘を

          ちゃんと楽しく生きたいよ