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モラハラ元旦那との話*5.出産*

今回も前回のお話の続きで、
私が子どもを産んだ時のお話です。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。


*5.出産

私は出産を目前に控え、
実家に里帰りする事になりました。


彼と離れて実家でのんびり暮らせるという事で、
とても気が楽になり、
生まれてくる子どもとも
もう直ぐで会えるという楽しみも
ありました。


彼からは
「実家に帰って食べすぎて体重が増えたら困るから」と、
食べ物のカロリーが書いてある表を
持たされたり、
胎教に良いからとクラシックCDや
英語のCDを持たされたりしました。
(普段も彼が仕事から帰ってくると
「今日もちゃんとCD聞かせた?」と
毎日聞かれていました。笑)

実際は聞かせたり、聞かせなかったりでしたが、
彼の激怒スイッチを押してしまうと大変なので、
毎日「聞かせてるよ〜」と答えていました。笑


私と彼が住んでいる家から、
私の実家まで車で3時間ほどかかる場所だったので、
季節も冬でしたし、
そうそう簡単には実家には来ないだろうと
思っていたのですが、
彼は毎週末、仕事が終わる度に
私の実家まで車で走り、会いに来ました。

客観的に見ると、
良い旦那さんだねー!と
言われそうですが、
彼は私が心配で会いに来ていたわけではありません。

私の体重が増えていないか、
CDを毎日聞かせているか、
食事は何を食べているか、
把握していないと気が済まないのです。


毎日メールで
食べ物、体重、一日何をしていたか、病院で医者から言われた言葉を一字一句報告する日々。

そして週末は彼の監視の元、過ごす。

それだけでストレスは爆発寸前でしたが、
まだ週末だけであれば耐えられると思い、
メールはそれなりに嘘も混ぜて報告し、
やり過ごしていました。

しかし、
私の肌が荒れ始めた事と、
体重が増えてしまった事で誤魔化しきれず、
彼の激怒スイッチを押してしまいました。

「肌荒れは油物ばっかり食べているからだ!
体重もあれだけ言ったのになんで増えるんだ!」と
彼は実家でもお構いなく激怒しました。


ただ、お医者さんからは
特に「太り過ぎだから注意して」など
指導が入っているわけでもなく
何も問題なく出産を待つだけの状態でした。


そして陣痛が始まった日、
祝日で彼も仕事が休みだったため、
私の実家にきて泊まっていました。

私は夜中12時頃から陣痛が始まり、
痛さに耐えながら彼に報告したのですが、
彼は「まだ大丈夫でしょ、朝になってから病院行こう」と言い、
隣で寝てしまいました。


朝4時頃、
陣痛も限界で
「もう病院に連絡して行きたい」と伝えたのですが、
彼は「シャワー入ってくるから病院行くの待ってて」と良い、
シャワーに入ってしまいました。

限界だった私は
両親を起こして陣痛が来ていることを伝え、
病院に連絡してもらい、
行く準備を進めました。

呑気にシャワーから上がってきた彼も
のんびり病院へ行く準備をし、
私の父の車の運転で
一緒に病院へ向かいました。

その後、
無事に出産が終わり、
子ども体調に問題なく
生まれてきてくれました。

痛い経験をしても
我が子に会えるのは
人生で一番幸せな瞬間でした。


それから1ヶ月検診まで
私は実家で子どもと幸せな時間を過ごしていましたが、
相変わらず、週末の休みになると実家までやって来る彼。

そして「クラシックCDを聞かせているか」に加え、
「肌にニベアクリームを塗っているか」
(ニベアクリームを否定しているわけではありませんが、何故か彼は塗ると肌が白くなると信じていました。)
を毎回チェックされる週末が続きました。

子どもが泣き止まずにいると
「抱き方が悪いんだろうが!」と怒鳴られたりもし、

疲れから、夜中の授乳は
私も子どももほぼ寝ながらしている状態だったのですが、
「授乳は子供に話しかけながら行わなければダメだ」と
私の頭を叩いて「話しかけろ!」と怒鳴りちらされながらの授乳でした。


こんな状態で実家から出て、
自分の家に帰る事が本当に憂鬱でした。

しかし、帰らないわけにもいかず、
1ヶ月の子どもの検診が終わった後、
私は彼がいる家に戻る事になりました。



長くなりましたので、次回、
家の購入と引越し編を書こうと思います。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!



みょん

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