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モラハラ元旦那との話*8.離婚調停と謝罪

今回は、
私が元旦那に離婚調停をかけ、
どのように調停が進んでいったのか
のお話です。


これから離婚調停を行おうと
思っている方、
離婚したいけどどんな風に進むのか不安だと言う方、
参考にしていただいて
少しでも皆さんの背中を押せるきっかけになると
嬉しいです。



*8.離婚調停と謝罪

前回のお話で書いていた通り、
私は元旦那と2人で話し合いをしての離婚ではなく、
裁判所を間に挟んだ離婚調停を
考えていました。


お互いの言い分を
調停委員の方々に聞いていただき、
アドバイスをもらったりと、
離婚に向けての話し合いが
進めやすくなります。


相手の顔を見たくない、
直接話たくないという方には
とてもおすすめです。


モラハラやDVの問題がある夫婦間は、
2人のみで離婚の話をしても
中々進まない事も多く、
諦めてしまったり、
相手がストーカー化するなど、
更に違った問題が起こることもあります。


なので私は初めから
離婚調停を希望していました。


流れとしては
離婚調停の申し立てをし、
申し立てした側が相手方の地域まで行き、相手と同じ場所、日時で調停が行われます。


なので期日が決まったら、
1回目の調停が行われ、
調停委員からアドバイスや提案をもらいながら離婚の話を進め、
お互いが合意すると調停は終了になります。


逆にどちらかが合意しなければ、
調停は2回、3回と行われ、
離婚成立も延びていきます。


できるだけ早めに解決する事を望んでいましたが、
私自身も調停を4回程行い、
やっと離婚が決まりました。


まずは私が離婚に向けて相談に行った場所を紹介します。



【女性相談窓口】

私が実家に戻り、
一番最初に行った場所は、
市役所の女性相談窓口です。


日本全国の市役所にあるかどうかはわかりませんが、
私の地元の市役所にはこの相談窓口があり、
家庭の悩み、子どもの悩み、仕事の悩みなど、色んな事に相談に乗ってくれる場所です。


私の場合、
相談に行き、弁護士さんを紹介してもらう事が目的でしたが、
相談内容によって色んな機関を紹介してくれます。


相談員の方に今まで起きた事や、
自分の状況を全て聞いてもらい、
客観的に自分を見つめることができました。


相談員の方に話をしていると、
自分がどれだけ酷い目に遭ってきたのか、
子どもの事を考えると
とてもまた彼とやり直すなんて
考えられないと改めて思い、
離婚して離れる以外に
方法はないと強く思いました。



【警察】

彼には実家も知られていましたし、
いつどんな行動を起こすかわからなかったので、
一応警察にも相談に行きました。


しかし警察は
「何かあった時、連絡をいただいた時に
こちらも出動します」
という事を言われました。


予め、待機したりパトロールしたりという事はできないと断られました。


でも警察に行ったという事実を作れた事は私にとっては利点でした。



【弁護士事務所】

市役所の相談窓口で弁護士さんを紹介してもらい、
弁護士事務所にも相談に行きました。


私はとにかく離婚したい事、
養育費も要らないので、面会もして欲しくないし、今後関わらないで欲しいという事を伝えました。


モラハラ、DVに強い弁護士さんでしたが、
経験上、相手が条件に納得しない場合、
調停が長引く事も考えておいた方がいいと言われました。


さらに、私は以前から日記をつけていたため、
それがモラハラの証拠となり、
弁護士さんや調停員の方に資料として見せる事ができたので、
続けていてよかったと思いました。


初め、養育費は要求しないと弁護士さんに伝えていたのですが、
「子どもが受け取るべきものなので貰った方がいい」と
弁護士さんから言われ、
養育費は彼の収入から計算して
ある程度は貰う事を条件にしました。


その他に、離婚するまでの間、
婚姻費用も支払いの義務があるという事で、それも貰うことに。


ただ、面会交流を拒否する事は中々難しく、
子どもも小さかったため、
会いたい、会いたくないの意志がまだないので
父親の権限として
面会交流は基本的に行うべきだと言われてしまいました。


今後、何年も彼と面会交流の度に連絡を取ったりする事自体が嫌だったので、
面会交流は私はどうしても行いたくなく、
弁護士さんに何度も面会交流の拒否を希望しましたが、
後から私の行ってしまった失敗によって、
面会交流の拒否が出来なくなりました。




弁護士さんに相談後、
離婚調停申し立ての書類を彼に送りました。

彼は慌てたように電話をしてきたり、
しつこく毎日メールをしてきました。

連絡は一切無視していたのですが、
彼は私の実家に度々訪れるようになりました。

私の実家は商売をしており、
お店と自宅が繋がっているタイプの家でした。


彼はお店にお客さんがいる事など気にせず、
私の両親に
「会わせて話をさせてください」と
泣いて頼み、
謝罪を繰り返していました。


私の両親は
「娘は会いたくないと言っているし、体調も悪いから、弁護士を通して話をして欲しい」と
何度も追い払ってくれました。


しかし、彼もしつこく実家に訪れ、
お客さんにも迷惑をかけてしまうので、
両親は仕方なく、自宅に入れてしまったのです。


警察を呼ぶ事も考えましたが、
ナイフ所持や危険な事をしているわけではなく、
ただ泣いて謝っているだけなので、
両親は呼ぶ必要はないと判断したようです。


お客さんもいたので、
事を大きくしたくなかった気持ちもあるでしょう。


私は2階の自身の部屋で隠れていたのですが、
下のリビングから彼の泣き喚く声が
ずっと響き、頭がおかしくなりそうだったので、ついに会って話をしてしまいました。


今思えば、この時の
「彼に会ってしまった」という事実が、
面会交流が拒否できない理由になってしまったので、
警察を呼んででも
会わなければ良かったと後悔しています。


彼は私に会うと手紙を渡し、
「離婚はせずに距離を置く方法をとって欲しい。
モラハラだって自分でわかったから、カウセリングに通うことにした。
だからその結果を見てから判断してほしい。」
というような事を言われましたが、
私の気持ちは変わらず離婚一択でした。


彼は
「自分が辛すぎて仕事に行けなかった」
と言う事や、
私に「子どもを育てる事は出来ないと思う、子供にお父さんがいないっていう辛い人生を歩ませる事になるんだよ?」と
言っていましたが、
私には自分が可哀想なアピールを
一生懸命しているように聞こえました。


この人はこんな時でも、
謝りもせず、自分の気持ちが一番なんだな
と思いました。


渡された手紙は
便箋12枚ほどびっしりと書かれていましたが、
内容は
「私1人では子どもを育てて行くことはできない、
モラハラをしている自覚はなかった、
ミスが多い私に教えてあげているつもりだった」
など、手紙にも自分を正当化したい内容ばかりでした。


この手紙も証拠になるのでは?と思ったのでとっておき、弁護士さんに提出しました。


彼の手紙やメールは、初めは
「必ず変わるから待っていて欲しい」
「どうにかやり直したい」
「子どもの写真だけは送って欲しい」
などという内容でしたが、
少しずつ、私たちを貶す内容のメールに
変わっていき、
メールでもモラハラが始まるようになりました。




次回のお話へ続きます。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。




みょん

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