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チームマスダの奇跡4(600文字)

事実に基づく物語

(前回のあらすじ)
福島第二原発は津波の影響で浸水し、原子炉の冷却機能を失った。
ベントのリミットが近づく中。
果たして、増田所長は復旧作業を終える事ができるのか?

原子炉4機のうち、3号機の熱交換施設だけは浸水をまぬがれていました。


壮大な復旧計画

残りの原子炉も3月12日の明け方には、復旧方針が固まりました。

復旧方法は電源の生きている『電源施設(赤)』から

『熱交換施設(青)』に『ケーブル(黄)』を引くというものでした。

必要になるケーブルの長さは9キロメートルにもなりますが。

電源ケーブルは重く、固く、曲げにくいためこの方法が確実でした。

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