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ねこカフェ / Café del Gatto

デザイナー:Lena Burkhardt, Julia Wagner
アートワーク:Robin Struss
出版社:Schmidt Spiele
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek


■ゲーム内容

カフェのバリスタとして、飲み物を提供するゲームです。『ねこカフェ』と言うタイトルが付いていますが、猫感はほとんどない

ゲームの目的は自分の場に置かれたドリンクを完成させること。そして、より品質の良いドリンクを作った方が高得点

各プレイヤーには、完成させるドリンクが配布されます。各ドリンクにはストーンを配置するスぺースがあります。ストーンは2色あるため、スペースも色指定されています。

各プレイヤーに渡されるドリンク。これを完成させていくのがゲームの目的(1つ完成してるけど)。

ゲームが始まると、各プレイヤーは時計回りに手番を行います。いくつかある出来る事の中から1アクションを行うと、手番が次のプレイヤーに移ります。

1つ目のアクションは『ストーンの獲得』。ストーンは専用のディスプレイに色ごとに積まれています。ストーンは、いわば品質のような物で大きい数字の方が良い事になります。ちなみに数字は1~4です。

ストーンのディスプレイ。値段は欲しいストーンと同じ段にあるもう1色のストーンの値。

その中から1つをお金を払って購入します。各ストーンの値段は選んだストーンと同じ段にあるもう1つのストーンの価値と同じ。例えば、ある段が白『2』で茶『4』なら、茶『4』を買うのに必要なお金は2金で白『2』を買うのに必要なお金は4金になります。

なお、上から1段目と2段目は追加でお金を支払う必要があります。

購入したストーンは自分のドリンクに下から配置していきます。この時、色が指定されているので同じ色のストーンを置かないといけません。

ディスプレイにあるストーンが気に入らない場合は、アクションの前にお金を払うことでどちらか1色をまるまる袋から交換できます。

2つ目のアクションは『ドリンクの完成』。ストーンを全て置いたドリンク1つ以上がある場合に、選択できるアクションです。

プレイヤーは完成させるドリンクのストーンの数字の合計を計算し、場にある早取りの完成タイルを獲得します。獲得可能なタイルは、ストーンの合計以下のもの。

完成してるので7点のタイルと交換できる。

このタイルの数値がそのまま得点となります。この時に、『1』のストーンを獲得するとおまけで貰える角砂糖を使うと、ストーンの合計を+1する事ができます。

また、ドリンクが完成することで、お金を貰えます。ストーンの右に描かれたアイコンが揃っていると、貰えるお金の量が増えます

完成するドリンクは条件が満たされていれば、一度にいくつ行っても構いません

タイルは早取りなので完成させるタイミングが悩ましい。

3つ目のアクションは『お金を貰う』。そのまんま、お金が少し貰えます。

これを繰り返して、全てのドリンクを完成させたプレイヤーが出たら、ゲーム終了です。

■遊んだ感想

ねこを期待して買ってはいけない。

邦題は『ねこカフェ』ですが、残念ながらあまり猫要素はありません。猫と戯れるわけでもなく、たんたんとドリンクを作っていく感じ。

ストーンのディスプレイに工夫があり、ちょっとした落ちものパズル感です。「このストーンが欲しいけど、一段下がるから相手が美味しくなりすぎちゃう。」みたいなところで、軽いジレンマがありますね。

ディスプレイ以外の面では比較的良くあるシステムのゲームだと思います。猫はいませんが、全体的に可愛らしい雰囲気なので、受け入れられやすいゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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