見出し画像

トレーニングデータの記録


振り返りは、質的評価が一般的に行われています。
こんな現象が起こった。
これが上手く行かなかった。
この選手はこのようにプレーできると良い。
かなり主観的で蓄積して振り返ることが難しい振り返りの方法だと言えます。

質的評価とともに、
数値を記録していくことで週間トレーニング計画やサイクルトレーニング計画の振り返りが可能となります。

トレーニングタイプの分類

評価のため、一定の基準をもとにトレーニングの分類が必要なので、全てのトレーニングを10種類に分類します。
分類の基準は以下のとおりです。

これによって、

①個人技術
②集団技術
③ボール無しの動き
④パターン練習
⑤Rondo
⑥Possession
⑦ポジションプレー
⑧コンビネーションプレー
⑨ゲーム形式
⑩ゲーム

という10種類に分類して記録します。

トレーニングデータの入力

この分類をもとにトレーニングのデータをExcelシートに入力します。
使用するのは「データ入力」というシートです。

トレーニング記録のシートをW1~W6まで作成しているので、1週間ごとにデータを入力します。
A列:シーズンスタートから何週目か
B列:その週のトレーニングの回数(~~回目)
C列:何サイクル目か
D列:6週サイクルの中で何週目か
E列:その日の日付
F列:トレーニングの名前
例のように、1つ1つのトレーニングごとに1行使います。


G~S列:トレーニングの分類をもとに、そのセッションの時間を入力していきます。
T~Y列:相手がいるトレーニングのみこの欄を使用します。味方、相手、フリーマン、サーバー/GK、サイズを入力します。


AA~AB列:プルダウンの中から、そのトレーニングで設定したテーマやDNAを入力します。
AC~AJ列:それぞれの項目に回答する形で、Yes→1、No→0を入力します。


この入力したシートを送っていただくことで、以下のようなFBが可能です。





相手がいるトレーニングをどれくらいしているのか。
どのトレーニングタイプの割合が高いのか。
一般原則において満遍なくトレーニングできているのか。
トレーニングのサイズに偏りはないか。

このFBをもとにサイクルトレーニング計画や週間トレーニング計画の修正を行います。
また、自分のトレーニングの癖を見つけることができます。
トレーニングを計画する段階では満遍なくトレーニングできていると思っていても、時間を記録していくと特定のトレーニングだけ長い時間実施していたり、狭いコートばかりでトレーニングしていたりと毎日の振り返りでは気づかないものがかなり見えてきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?