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療育手帳と障がい者割引

ウチの次男坊。療育手帳という知的障害がある人用の障害者手帳を取得しています。
※障害者手帳には、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の3種類があります

どこかのコラムでは療育手帳は3歳以降が取得目安と書かれていましたが、ウチの次男坊は2歳前には取得しています。
明らかに発達が遅れていた(1歳半でやっと座れるようになった)ことと、医学的にダウン症と診断されていることが、早期診断の理由かと推測されます。
(生後10ヶ月~2歳前まで入院してなかったらもっと早期に取得できたはず)

療育手帳の取得には賛否両論あるのでどっちの意見も否定はしませんが、我が家は取得してよかったなと思っています。

まず、地域によって内容は異なりますが、だいたい以下のような料金の割引や助成があるそうです。

・医療費の軽減
・所得税や住民税の控除
・自動車税・自動車取得税の軽減
・博物館などの公共施設の割引
・鉄道やバス・航空運賃などの公共機関の割引
・携帯電話基本料金の割引
・NHK受信料の減免

★出典元

あとは、障害者関連の行政サービス(障害者用手当、放デイや移動支援の受給者証)の申請がスムーズ。障害者手帳がなかったら、申請の度に医師や専門家の診断書をもらう必要が出てきます。


次男が幼児の頃は、小学生未満無料の施設だったり、持病により体調が安定せず出かけられない事も多く、障害者割引を使用する機会がありませんでした。小学生になってからは例の感染症で外出もままならず。

ついに!今年の夏。障害者割引を利用する機会がたくさん。博物館・展示会・映画館の入場料が割引や無料になったり、JRの乗車券が半額になったり…何かと助けられました。
介助者1名も割引や無料になることが多く、あっ今まで使い損ねてたかもと思うほどでした。

割引あるならどこでも連れて行けばいいじゃんと思うかもしれませんが、連れていくだけでもすごく大変です。
障害者・児それぞれに困難さが異なるので一般論で何が大変かを説明するのも難しいのですが、障害者・児本人だけでなく、介助者もサポートに精一杯で、楽しめる状況じゃない場合が多いのではないかと思います。実際次男を連れて博物館に行った時もはぐれないように監視するのが精一杯で展示物の記憶がほとんどありません涙
そんな訳で介助者も恩恵が受けられるのはありがたいなと感じております。


障害者割引に関するこんな署名を見つけました。

「介護者が同伴」または「単独の場合は101キロ以上の移動」でないと、障がい者割引が適用されないというルールを見直して欲しいという取組みです。

今の次男坊は介助者必須でしか外出しないのでまだ身近に感じられる内容ではありませんが、支援学校では1人で交通機関を使った移動できるように練習中。いつか1人で移動するかもしれないのに、できるようになったら割引されないって、なんか切ない。

バリアフリー化が進んで、努力と工夫によっては自立している障がい者も増えている現代にはあわないですよね…ってことで署名しました。


次男を産むまでは、障害者手帳?えっ3種類あるの?ってレベルの知識でしたが、コツコツ学んでおります。
次男も小学校中学年になったので、そろそろ障害者の就労についても勉強しなきゃと思う今日この頃です…キャリアコンサルタント資格も活かさねば!

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