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特別支援学校1年生を振り返る。その2


こちらの記事では「ゆとりのある学校生活」について書きましたが、その他にも思った・感じたことを徒然なるままに。


障害児を育てるための情報を得やすい

まず、入学説明会で特別支援教育就学奨励費の事務手続きの説明があったことから始まり、障害児向けの保険のご案内があったり、PTA連合(知的障がい児向けの支援学校が加盟)主催の勉強会の案内が来たりと、多くの情報が届いていました。
今の我が家に欲しい情報かどうかはともかく、学童期に入ると子育て情報は減ってくる気がするので、情報があるのは心強いです。


学校の様子は学校からの発信でしかわからない

保育園時代は次男坊が伝えられなくても、保育園のお友だちやその親御さんから保育園の様子を聞くことができました。が、今はそれができません・・。
次男が問題行動を起こしていても、先生から相談されるまでは全くわかりません。それはもちろん、その逆もあるかもしれないわけで・・・。そう考えると、信頼できる学校や先生方じゃないと、安心して通わせられないなと思ってしまいます。

毎日の連絡帳(保育園の1~2歳児クラスレベルの朝ごはんや睡眠時間の記録あり)のやり取りで、学校での様子⇔家での様子を共有しています。学年便りも2週に1回ペースで、持ち物や時間割が詳細に書かれています。



すべての授業で全員が主役!!

保育園時代、早い時間に迎えに行った時の話。クラスメイトみんなでドッチボールする中、次男だけは先生と2人で砂遊びしてたんです。ドッチボールのエピソードが連絡帳に書かれてることもあるので、たまたま本人の気分が乗らなかっただけかもしれないけれど、なんだかちょっと切ない気持ちになりました。
普通の遊びの中ですらルールがわからなくてできないことがあるんですよね。さらに、低緊張(筋肉の張りが弱い)もあるので、どう頑張ってもできないこともどうしても出てきます。

次男の学校は、その場に居られればまずはOK!ってくらいに寛容。ちょっとでも指示通りに動けたらスゴく褒めてくれる。そうすると、子どもも嬉しくなって次もやる。指示やルールも1つずつ教えてくれて、教えてもらったことを少しずつ積み重ねてできることを増やしている感じです。

保育園では誰かにくっついてやっていた係活動も、学校では息子ひとりだけの係があるようです。練習すればできそうな係を先生が決めて、最初は先生と一緒にやることで少しずつ覚えていき、今は問題なく?頑張って!やれているようです。


学校生活で身辺自立も学ぶ

ここでいう身辺自立とは、食事や衣服の着脱、トイレなど生活の基本的な動作のことで、小学校入学までにはできているレベルでのお話です。

次男の学校の場合は
・日に2回(私服→体育服→私服)の着替え
・毎日1階→3階→1階への移動
・トイレトレーニング
・給食時、食事介助あり
  ⇒息子の場合は、大きいままだと食べられないため、配膳時にキッチンバサミでカットしてくれます。
・給食後の歯磨き (以前は仕上げ磨きもしてたっぽい?)

あと、長期目標として、1人通学の指導(息子は、安定して階段を昇り降りできるが目標)もしてくださってます。


ということで、思いつくままに支援学校での1年間の生活の様子を書き出してみました。

支援学級と比べて視点が知りたい方もいるかと思いますが、経験してないのでよくわかりません。

間違いなく1年前よりもできることが増えたおかげで1日の流れが少しスムーズになったこと、学校は楽しい場所と思って通えていることで、この学校に通わせてよかったなと思っています。
来年度も楽しい1年になりますように。


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