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発達障害のわが子のキャリアアップを真剣に考える

精神科医が推薦するADHD克服カウンセラー舩曳です。
お子さんがニート・引きこもりの場合については改めてお伝えします。

発達障害の子が、将来仕事を選ぶとき、あるいはキャリアアップを真剣に考えるときに、どんな手順を踏めばいいかを、今回はお伝えしたいと思います。

今学生の場合

正直、勉強もとい、学習をちゃんとやっていれば、それなりの職業には就ける可能性はあります。

ただその中でも比較的就きやすいのが、

「公務員」

でしょう。

もうコンプラ的に大丈夫だと思いますが、僕が公務員をしていたときには、周りには発達障害をお持ちだと推測される方が多数居られました。

中には

「あなたみたいな発達障害が居るから、仕事がうまく回らないのよ!」

と(僕以外の)発達障害を持っている人に怒っている、発達障害の看護師さんがいました。

それはともかく、民間企業で足切りのためだけにする筆記試験と違って、公務員では、筆記試験の点数は面接点と合計されるため、筆記試験さえ点数を取っていれば、公務員試験は比較的通りやすい試験でもあります。

というか、逆に面接がある、人柄や対応力、臨機応変力を見られる民間企業だと落とされることが多いです。

これは発達障害特有の

「臨機応変な応対が苦手」

なため、足切りを抜けた人でフラットなスタートをさせられるとどうしても、コミュ力の問題で、面接でいい点数をもらえないことが多いためと思われます。

職種、業種を問わないのであれば、病気休暇や保障がしっかりしている公務員は最初のステップとしてはオススメです。

また公務員試験はコロナ禍の今、潰れないということで人気の職業であるため、しっかり対策準備はしておくようにしましょう。

ちなみに、公務員の面接試験は各都道府県で異なることが多いですが、ある程度パターン化されていることが多い=パターンで予測対応可能だと思われます。

「なぜ公務員なのか?」

「(越境の場合)なぜこの地域なのか?」

などは必ず聞かれることなので、何度もシミュレーションをしておきましょう。

もう既に社会人の場合

年齢的に行けるなら、転職で上記の公務員はオススメですが、働きながら公務員試験対策の学習は大変だと思います。

休職期間とうまく重なった場合は、集中して学習、公務員試験受験もありかと思いますが、そのあたり、

「休職の事情や経過をどう説明するか」

については、しっかりストーリーを練り上げておく必要があります。

また、転職する場合、

「発達障害の診断を受けるかどうか」

これも大きな境目になります。

発達障害の特徴のため転職、つまりコミュニケーションか仕事のパフォーマンスの問題で課題がある場合は、前述した診断後の相談まで踏まえて、臨床心理士や公認心理師が居る医療機関でしっかりと相談してから、転職するなどを検討することが望ましいです。

その場合相談出来る先としては、

・医療機関の臨床心理士や公認心理師
・ハローワークの職員(外注であることが多いため、当たり外れあり)
・障害者就業・生活支援センター

などありますが、それなりに経験の豊富な臨床心理士や公認心理師が居る医療機関が一番ハードルが低いと思われます。

また発達障害の診断、仮に診断名がついた場合、オープン就労にするかクローズドにするかも判断を一人や家族だけで決めるのは正直大変です。

客観的な判断を下すことに、大変労力を使うことでしょう。

キャリアアップは実現可能か

仮に発達障害があると仮定した場合、ご本人のコミュニケーションスキルと、パフォーマンスとのバランス、また他のサポート体制全てから影響を受けます。

職場からドロップアウトするということであれば、

・休職の理由説明
・転職先の方が条件が悪くなる可能性

※)一般的に転職は、キャリアアップではなく、自分にとって重要度が高いところのチューニングでしかありません。これは長くなるので後日掲載予定。

ドロップアウトの理由をうまく答えられないことで、相手に不信感を抱かせてしまい、面接で落とされてしまうことが多いです。

転職にエージェントを使う

一般的にエージェントを使うことで、条件は良くなる傾向や、転職活動という継続してエネルギーを消費することのロスを減らし、うまく行きやすいです。

ただ彼らもそれが仕事だからです。一般的には転職させた相手の年収の1/2~1/4くらいの報酬を受け取ると言われています。

そのため、

「発達障害に限らず転職がうまく行かない人に対してエージェントの手厚さは落ちるたびに薄くなる傾向がある」

と言えます。

エージェントを使った転職で、スムーズに行けば、転職先の方が条件が良くなる可能性はあります。

自力で転職活動を行う場合

転職活動を行うとなると、大きくは上記した民間企業のエージェントを使う、民間企業の求人誌やネットから見つける、そして

「ハローワーク(HW)を使う」

になります。

HWでは民間企業と比べて、メリット、デメリットがあります。

HWを使用するメリットは、ほぼ企業情報は間違いがないことです。

給与や休み、残業の待遇などはほぼ嘘はありません。というのも虚偽のことを書いてしまうと、HWに通報されてしまうから。

HWでの求人は

「無料サービス」

なので、ここで通報されると、以降求人を無料でHWには載せてもらえなくなります。

そのためそういったリスクはありません。

一方でデメリットは、

「営利団体ではないため、完全自力」

ここで力尽きてしまう人も多いかもしれません。

要は民間なら

「1人転職させたら、○○万円もらえる」

から手厚いサポートを受けられるだけで、HWでは

「完全無料だけど、自力でやって下さい」

ということになります。

どちらの意味にも取れますが、

「民間企業に広告出す財力があるくらい儲かっている」

とも

「民間企業に広告出しているから、その分もらえるはずの給料を削られている」

とも取れます。

またHWは

「完全自力」

というのが良くも悪くも、キャリアアップをするのに自分で探す必要があるということになります。

本当のキャリアアップとは

これは受け売りですが、

「出来る人間であること」

です。

発達障害の方は、しんどいながらもそのコミュニティに適応しようと一生懸命になりますから、上司の評価や出世に一喜一憂します。

パフォーマンスは例え上であっても、政治力で負けると、周りにどんどん出世が置いて行かれたり、嫌な役職から降りられず、損な役回りばかり回ってくることもあるでしょう。

そういうこともありますので、

「出来る人間である」

とは、まずは、

「個人事業主や経営者として食っていける」

というのが一番分かりやすいかと思われます。

ただし、いきなり独立するとしても

・誰をターゲットに
・どんなポジションから
・どんなサービスを

ここを明確にする必要があります。

これはあなたの強みから見つけられることがありますので、本当の意味での発達障害のキャリアアップを考えている方はコチラからご相談下さい。


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文章を書くのは大好きなんですが、フィーリングで書いているときには、誤字脱字もあるかと思います。前後の繋がり分かりにくいときには一言教えていただけると助かります!読んでくれて感謝!