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彼岸桜

春分の日の前後3日間、計7日間はお彼岸です
お彼岸は秋と春の年に2回あります。この風習は日本独特の仏教祭事です。
お墓参りしたいところですが遠く離れた場所にある為、毎回、仏花とお供物を自宅の仏壇にお供物しています。
今回の花は彼岸桜です。
愛想の良い女店主が「お彼岸だから、この桜を入れましょう」と言って取り出し「他にも、この花はどお」「花瓶の大きさは?」と言って束ねてくれた
普段なら、あれこれ言う夫も手際よく、花を選ぶ店主のセンスに感動していた
15時過ぎに行った花屋は、どこと無く忙しい様子だった
店主に「忙しいのであれば、明日来ます」と言うと「今、落ち着いたところ、今日は大学卒業の花を朝から作っていて、今終わったところなのよ」と気さくに話す
「お彼岸に、桜は初めてです」と言うと「彼岸桜は今の季節のものだから、良いですよ」と言った。
そんな風に季節花を説明してくれる70歳を超えた店主の話に引き込まれ会話が弾んだ。
花の話から地元の話、世の中の話まで多様な会話が広がって行った
夫が転勤でここへ来たと話すと、何の仕事をしているのか?と聞いたので、素直に◯◯です。と言うと、「色んなところを住まわれてますが、ここはどおですか?」と相手を敬う話し方をするので、更に気持ちの良い会話が続いた。
前回来た時は、息子さん夫婦がいて、今回は娘さんがいた。家族経営らしい。
花好きの夫は、1ヶ月に2度花を買う。
東京に住んでいた頃は、会社の最寄駅や家の近くで3000円ほどの花を買ってくるが5日ほどで枯れてしまって「もう少し長持ちしてくれたら良いのに」と心を痛めた。
昨年5月まで住んでいた和歌山では決まった場所で買う事が無かったが、良いと思った花や植物を買って来ていた。
島根に来てからは、近くのスーパーの花屋で買っていた。以外に枯れないので、時折買っていたが、花瓶に入れるので切って欲しい」と言わないと切ってくれなかったので、言うのが面倒になり買わなくなって行った
花屋を見つけると必ず覗く夫は、あれこれと店員に花の事を聞くが会話が広がらない事が多かった。
花屋さんは無口な人が多い、と勝手に思っていたが、昔ながらの花屋や珍しい花が置いている店主とは会話が弾むので、一概に言えないと思った
この花屋のおかげで、島根県での花暮らしは、楽しくなりそうです。少し暖かくなったら、観葉植物を買いたいと言う。

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