見出し画像

人生=バンジージャンプの話(前編)



どこかで耳にした。


“人生はバンジージャンプと似ている。
すぐに跳ばないと時間が経つにつれて跳べなくなる。
人生も一緒で迷っていたら何もできなくなる”



う〜ん・・・ピンとこなかった。
しかし、バンジージャンプを経験すると人生が見えてくるのか・・・!

非常に興味をそそられた。

わからないことに対してワクワクするこの気持ち、思い返してみると幼い頃からそうだった。


友人とジャンケンをして、負けた方が勝った方からデコピンをくらうお遊び。

私がジャンケンに勝ち、友人にデコピンをくらわせる。


「いった〜い!」

友人が額を抑え痛がっているのをみて、
「ねぇねぇ、それってどのくらい痛いの?例えられる?」

「え、例え?わかんないよ」


「え〜じゃあ私がやった強さで私にデコピンして!」

バチンッ

「・・・あー、この痛みでそのリアクションをするのか〜なるほどね〜」


私が勝ってデコピンをするたびに聞いていたせいか、
友人らは私と罰ゲーム付きの遊びに誘ってこなくなった。

いま考えてみると、そりゃそうだ。

自分から罰を私にもしてほしいとお願いに来る子どもなんて、なんだこいつと思われて当然だ。
というかドM予備軍ではないか。

私が親でその一連の流れを見ていたら将来不安しかない。



しかしそれくらい私は好奇心旺盛で自分の気持ちと相手の気持ちを照らし合わせたい欲が強いのだ。

テレビで目にするバンジージャンプ体験者は
「本当に怖かった」「ヤバかった」「思っていたより大丈夫だった」


いろんな感想を聞いてきたが、う〜ん
やはりピンとこない。


友人たちは「絶対跳べない!無理!」と話すが私には想像もつかなすぎて怖いという感情すら湧いてこなかった。

みんな想像力豊かなんだな〜

誰か私にわかりやすく例えてくれっ・・・!!!



そんな気持ちを抱きながらある日エガチャンネルをみていたら、バンジージャンプの映像が流れてきた。

宮迫さんとエガちゃんが勝負をして、負けた方が日本で1番高いバンジージャンプを跳ぶという内容だった。

(ここからネタバレを含みます。
素晴らしい動画なので先にYouTubeを見ていただきたい)



最終的にエガちゃんが勝負に負け、日本1高いバンジーを跳ぶのだが
本当に素晴らしい跳びこみだったのを覚えている。

50代の男性が恐怖を目の前にして、それでも自分の信念を貫いていく姿、


なんてかっこいいのだ!エガちゃん!!


同時に私の中に湧き出たものがある。

「エガちゃんが跳んでるのに、私が跳ばないのおかしくない?」


謎すぎる感情。
(お前が跳ばなくても何もおかしいことはない。)




長くなりそうなので次へ続く。

よろしければサポートお願いしますദ്ദിˊ˗