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スマホについて

今日のテーマはスマホについてである。

スマホの持つ利便性や、いかにこの時代に必要なアイテムかということをお伝えしたいわけではない。
そんなのは、これを読んでいる皆さん自身が分かっている事であるからわざわざお話しする程度ではないと思っている。
今日フォーカスするのはそこではない。
問題なのはスマホという名称だ。

僕が持っているケータイはアイフォンである。所謂スマホだ。
スマホなのだけれど、それを指すとき僕は「ケータイ」と呼んでいる。

なんだか「ケータイ」という呼び名の方が口馴染み、耳馴染みに良いのだ。
ケータイは携帯電話全体を指すのに対し、スマホは携帯電話の中のジャンルである。わざわざその細かい分類にして呼ぶ必要があるのか。
言わば、ケータイの中のスマホである。

例えるなら「お前ん家のテレビってどこのメーカー?」
という会話を

「お前ん家の地デジってどこのメーカー?」
と聞くようなものだ。今のテレビはほとんどが地デジ対応のテレビであるがわざわざ地デジという呼称を上げる必要がないのだ。
それと一緒だ。
にもかかわらず、テレビやら巷では、やれスマホだかんたらと聞く。
そして、一番気になるのはその呼び名である。スマホの「ホ」ってなんやねんというところである。
「スマートフォン」のくせに略称になった途端、「フォ」が「ホ」になりやがるのだ。

「スマートフォン」の略称は「スマフォ」

もしくは、どうしても「スマホ」と言いたいのなら「スマートホン」と言うべきではないか。


しかし、僕も大人だ。
もう少し器量を大きくしなければならない。


だからこれからは「スマートホン」って言う奴だけが「スマホ」と言うのを認めることにしようと思う。

思えばスマートフォンという名が定着したのはそれまで使っていたケータイをガラケーだと区別した点である。

スマートフォンのシェア拡大により淘汰されたガラケー。

スマートフォンを買ったとき、そのユーザーは既存のケータイを使っているユーザーに対し、
「お前、まだそんなケータイ使ってるの?それ化石やで!化石ケータイ、ガラパゴスケータイやで」
ってところが発端だろう。

ガラケーとはご存知の通りガラパゴスケータイの略である。
日本が独自に進化したケータイを揶揄した名称である。海外市場に進出できず日本市場に孤立した様をガラバゴス諸島になぞらえてこの名前がついた。

その昔、携帯電話の販売店に勤めていた知人に聞いた話だが、販売店ではこの「ガラケー」という名前を使ってはいけないそうだ。
巷では広く知れ渡った「ガラケー」だが、その呼称は正式名称ではない。
正しくは「フィーチャーフォン」だ。
その為、販売店は「フィーチャーフォン」と言わなければならない。
ガラケーと時代遅れかのようにつけられた携帯電話の正式名称が「フィーチャーフォン(未来の電話)」とはなんとも皮肉なものだ。

でも僕はなんだか「フィーチャーフォン」や「スマートフォン」より「ガラパゴスケータイ」の方がネームング的には好きなのだ。

携帯電話をフォンというよりもケータイの方が砕けていてとても耳馴染みが良い。

だから僕のアイフォンもアイケーと呼んでやろうかと密かに企んでいる。
愛のあるケータイ。アイケー。
アイケー、IK、なんともオシャレではないか。
皆さんも是非使ってもらいたい。

巷で流行るまでは少し時間がかかるだろう。

それまでは僕一人でがアイケー呼称活動をしなければならない。


しかし、僕には分かる。


きっとアイケーなんて言葉は流行らない。


僕はガラパゴス化してしまう。



次回は「努力について」


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