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25歳の目的地

自分には何もない。



人に自慢できるような才能も
人に認められるような実力も

そして何かを追い続ける気力すらもない


毎日朝9時に出社して、ほどほどに残業をして21時に帰る毎日

ステージの上でギターをかき鳴らすあいつや
雑誌の写真に写っているあの子、
Youtubeで人気者になっている友達、
起業して社長をやっている先輩、
独立して自分の店を持っている同級生、
結婚して幸せな家庭を持って頑張っているあいつ


SNSでそういう”何か”を見るたびに

「自分も何かにならなきゃ」

と焦ってしまう。


SNSや本、インフルエンサー
自分の憧れのロックスターさえも


「諦めるな」
「信じれば」
「きっと」
「夢は叶う」

そんなことを言う。


俺はどこへ向かえばいい。
俺は何になればいい。
俺はどうすればいい。


25歳
大きい夢を描いて追いかける歳でもない。
だが、完全に諦められる歳でもない。


身内に「いつ結婚するんだ。」「相手はいないのか。」
そう言われるたびに、自分の生き方に疑問を感じてしまう。
夢を追いかけること。何かをすることは普通じゃないんだと思い知らされる。


自分には何か秀でた物は無い。
ギターが弾けるわけでもないし、顔が良いわけでもない。
面白いことができるわけでも、仕事ができるわけでもない。何かこれというものもないし、彼女がいるわけでもない。

俺には何もない。


何かを掴みたい。
何かになりたい。


遠くに行きたい。


俺はどこへいけるんだろうか。

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