自殺を止めたければ安楽死を合法化すればいいという話

「命を大切にしよう」「自殺ダメ!」と訴える芸能人・著名人・インフルエンサーがいます。

なぜ彼らは「自殺ダメ!」と訴えるのでしょうか?

手っ取り早く多くの共感を得ることのできるパワーワードだからです。点数稼ぎにはもってこいなのです。だって「命を大切に!」と訴える人を批判する人はほとんどいませんから。

しかし、不思議ですよね。それならばなぜ三浦春馬さんや竹内結子さん、芦名星さん、木村花さん、津野米咲さん、神田沙也加さんは自殺したのでしょうか?

一度は「自殺ダメ!」というフレーズを目にしているはずですよね?それなのになぜ彼らは自殺したのですか?

答えは簡単です。そんな戯言に耳をかさなかったからです。当たり前ですよね。そんな「底の浅い言葉」に耳をかすわけがないじゃないですか。三浦春馬さんや竹内結子さんは誰よりも「生きる」ことについてしっかり考え抜いた方達だったのです。だから…

こういう物の見方をすると必ず「自殺を選んだのに生きることについて考え抜いているって、矛盾してるだろ!」と怒ってくる人がいます。自分たちの「底の浅さ」や「楽して共感を稼ぐ綺麗事」が三浦春馬さんたちを追い詰めたことにまるで気付いていません。厄介な人たちです。

本当に自殺を止めたいのならば安楽死を合法化すればいいだけです。それなのになぜインフルエンサーたちは「自殺を止めたいから安楽死を合法化に!」と声をあげないのでしょうか?

そんなことを言っても多くの共感を得ることができないことを知っているからです。インフルエンサーは票の集まる側に必ずつく存在だからです。

公的な手続きをして、布団に入る、笑顔で眠る、そして静かに人生を終える…このような選択ができるのに、わざわざ電車に飛び込みますか?高い所から飛び降りますか?安楽死があれば自殺をする人はほとんどいなくなるのは当然ですよ。だから「自殺を止めるために安楽死を制定しよう!」とどんどんインフルエンサーは声をあげてください。どうせやらないでしょうが。

三浦春馬さんや竹内結子さん、あんなに懸命に生きてきた人間の最後を「自殺」という痛みを伴う選択しか与えなかった、その事実がどれだけ残酷なことか。布団に入って笑顔のまま眠る、そして人生を終える。それがどれだけ素晴らしいことか。ひとりでも多くの人がしっかり考えてくれることを願うばかりです。

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