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サルバドール・ダリの作品持ってます

そういえばサルバドール・ダリの作品を持ってます。今日、部屋を掃除していて扱いに困ってひっこめていたのをたまたま見つめました。

これは何かというと、マンションのデザイン案です。
そう、右下が入り口で「眼」一つ一つが一つの部屋。こんなものが建ってしまったら、向かいの住民が精神不安定になって狂死してしまうだろうから、大御所のデザインを取り下げた建築家?の勇気に拍手ですね(笑)。

なんでこんなものがウチにあるかというと、確か独立して間もないころサルバドール・ダリのPCゲーム(incarnatia)を作ってた頃にトチ狂ってドイツのオークションで買ったんだよなー。今の相場はよく分かりませんが、昔は中古の自動車一台分くらいで買えたんです。

さてこの作品は40センチくらいの大きさのブロンズの塊で、とにかく重い。目の部分には、たぶん本物の義眼を使っています。超不気味。まつ毛もバッチリ長くて、ホラー趣味がない人は夜中に見たらうなされるかも?幸い、うちの家族は平気そうですが…。

「扱いに困った」というのは、別に夜な夜なすすり泣きが聞こえてくるわけではありません。ようするに飾る場所がないのです。東日本大震災の後で、背の高いディスプレーケースは全部処分してしまったし、重心が高いのでこの作品単体でも倒れてくる危険性がある。だから飾るのに躊躇して…というコースですね。

…ってこれホンモノなんだよな?結構な金額を払ったので、20年ぶりくらいに不安になりました(笑)。ネットで検索してみると、おおなんか原画っぽいのが見つかったぞ。すごいな、インターネット。

しかも他にも持ってる人がいるらしく画像が色々と見つかったぞ。ちょっと安心した(笑)。「他に持っている人」がいる理由は、これがたくさん作られてたからだです。

あ、一応クリスティーズにも出品されていた。タイトルはThe Surrealist Eyesというらしい。1980年の作品なので、サルバドール・ダリはまだ生きてましたな。あ、でもオークションの結果は芳しくないな。見なかったことにしよう(笑)。

それにしてもウチの子供たちは、これも貰っても困るだろうなあ。
僕はアートも好きなので、いろいろと買い集めておりましたが「誰に渡すか?」はジュエリーや時計以上に大きな問題ですね。まあ急に死んじゃったらそんなことに悩む暇はないんだけどさ。

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