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円高だから$3750で決断しました

僕が海外ネットオークションのeBayで売っていた商品。
$4600で最初にListして、売れないから$4400に値下げしたところ、海外バイヤーから「Best Priceはいくらよ?」という問い合わせが来た。

折しもドル円相場が$1=112円くらいから雪崩を打って円安に向かう状況になってきたので(今朝は$1=108円。トホホ)、バイヤーにDirect Priceで$3950を提示。そしたらバイヤーは「$3500なら買うよ」といって来たので、「そんな金額では売れねえ」といったんはご破算。

でもバイヤーは未練があったらしく、「$3500に近い金額にならない?」と聞いてきたので、僕が$3750がFinal Priceだと答えると、これでDone。PayPal経由で請求書を出したら、その日中に支払ってくれたのでこちらもその日中に発送したのが4月7日のこと。たぶん月曜日には、届くでしょう。

僕としては同じタイプで色が違う商品をその昔$4400で売った記憶があるのだが、その時のメモを見てみると「とても高く売れてラッキー」とあったので、まあ$4000~$4200くらいで売れれば…と思っていたので、今回は$3750で決断しました。

裏eBay用語~Direct Priceとは?

要するに「eBayを通さないで直接取引をする事」である。
eBayを通すと、セラー側に手数料がざっくり9%ほどかかる。つまりDirectにすることで、eBayの手数料分を負けてちょうだいよ…というのが今回のようなDirect取引の目的だ。だから僕はeBayで$4000で売ってもDirect Priceで$3640で売っても得られる売り上げは同じになる。

ただしDirect Transactionにもデメリットもある。eBayを通した取引だと、セラー・バイヤーの双方に「Protection Service」がある。要するに商品が届かなかったり説明と違うもの・偽物が届いたときなどの救済措置ですね。でも僕は偽物を売らないしちゃんと発送するので、直近500件くらいの取引でも使った記憶があまりない。本当に使えるのかもよく分からない(笑)。それにPayPalでも似たような保証があるしね。

さらに値引きするWire Transfer条件

Wire Transferとは、要するに銀行振り込みの事。支払いにPayPalを使わず、こちらの指定した銀行口座に振り込んでもらう。昔は1週間以上かかることがざらだったけど、最近では2~3日で入金確認ができます。普通の都市銀行ならどこでも使えて、ドルで振り込んでもらったものがその日の為替レートで日本円で振り込まれる。みずほ銀行だと、手数料が2500円くらい。

PayPalだと$3750の受け取りで手数料がなんと$127.80も取られる。さらにこれを日本円に変えるときは、為替手数料をさらに4%も取られる。だから銀行振り込みにすることで、まあ$120くらいの値下げが可能なのですね。

でも取引にトラブルがあった時には、PayPalが救済してくれるのでバイヤーは今回は「安心料」としてか、あるいは手元に現金がなかったのかPayPal払いになりました。昔はPayPalにもeCheckという手数料が超やすいサービスがあったんだけどねえ。

海外バイヤーは頭がおかしい?

さてこのDirect TransactionはeBayでは割と一般的です。
もちろんeBayの規約的には明確に禁止されているけどね。だって手数料取れなくて商売あがったりになるから。

でも海外バイヤーはバンバンやる。僕が売る相手は8割がプロのディーラーで、僕から仕入れた商品をさらに転売して儲けを出している。僕は今までに一番金額が大きなDirect Transactionはマイアミのバイヤー向けで、約170万円でした。商品4個をまとめて売ったのだけど、やっぱりいきなりこの金額が振り込まれてきたときはビックリした。だって海の向こうの日本に住んでるセラーなんだよ?そんなに簡単に信頼しちゃっていいの?と。まあよく考えたら、僕自身も今まで商売したことのない人に、いきなり数十万円のものを送ったりしているので、普通じゃないのは分かっているけど。

でもこの豪胆さがバイヤーの力量であり、リスクを背負ってでも利益を最大化しようとする姿勢なんだと思う。明治時代とか、昔の「貿易」はもっとストレスフルだったのだろうなーと思いつつ、たぶん同じようなことをやってたかもしれないです、僕は。

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