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土日は0歳児と放浪してました

僕には子供が二人いて、上の子は小学校4年生で下の子は小学校1年生だ。
最初の子供が生まれて半年くらい経ったころ、僕は土日はいつも0歳児を連れて放浪していました。

最初は2時間くらい。その後、ミルクや離乳食を受け付けるようになってからはどんどん時間が伸びて4時間とか普通に放浪していたと思う。僕の住んでいるところから新宿に出るのに約1時間。子供は意外と電車の中で寝てくれるのでこれで往復2時間持ちます。

新宿についてからは時計屋を見たりぶらぶらしながら、伊勢丹を目指します。ここの6階にベビー休憩室があるので、おむつを替えてミルクを飲ませたり離乳食を食べさせたりして僕も少し休憩。そのあとは、僕は伊勢丹の中をウロウロしてました。自分の服はまったく見ずに、普段は興味のないキッチン用品のコーナーとか地下の食料品売り場とかね。

あと伊勢丹1階のジュエリーコーナーにもよく行きました。いや売り場のおねえさんの対応がすごくいいんですよ、赤ちゃん連れていると(笑)。女性に優しく接客されるとカンタンに心が和みますな。奥さんの誕生日やクリスマスには子連れで伊勢丹でジュエリーを買うのが定番になってしまいました。カラーストーンが入ったルジアダとかよく買ってた気がします。

子供が歩けるようになってからは、新宿マルイ本館の屋上にもよく行きました。通称「英国庭園」のお庭があって、ぐるぐる回る籐製の丸いラブチェアに順番待ちしながら座ってぼんやりしてました。あとはドトールでコーヒーを飲んだり。これで合計2時間くらいはすぐに経ってしまうので帰る前にどこかのどこかのベビー休憩室でもう一度おむつを替える。僕はこの「週末放浪」をはじめて1か月もたたないうちに新宿の主なベビー休憩室の場所を把握したので、場所のチョイスも迷いがない。日が暮れて自宅に帰る頃には、4~5時間は経っていることになります。

それは別のタイプの愛する人と過ごす時間

このnoteを読んで、「うわーやっぱり子供欲しくない。自分の時間が無くなるなんて耐えられない」と思うかもしれない。でも僕は楽しんでこの放浪をやってました。僕はピースリングという「抱っこ布」を使っていた。ハンモックで惰眠を貪るフェレットのように、ピースリングの中で眠る自分の子供の体温と重さを腹で感じながら長い時間を過ごすのは、今思い返しても恋人と一緒に過ごす時間のように楽しかった。だいたいベッドの中で恋人と一緒に過ごした時間を「自分の時間が無くなる」と悲しむ人はいないでしょう?子供が生まれて子供のお世話のために自分の時間を使うのが楽しみや幸せであると感じるようになったことは、僕にとっても楽しい発見でした。恋人とも違う、別のタイプの「愛する人」と過ごす時間が楽しくないわけないでしょう?

僕の奥さんは自由時間に何をしていたのか?

僕が放浪中、僕の奥さんが何をしていたかというと、たいてい寝てたようだった。本当にコンコンと寝ていたようです。だから僕が子供を連れて4時間とか外出していても、あまり自覚も感謝もない(笑)。

当初は奥さんなりに「せっかくの自由時間だから、アレをしようコレをしよう」と思っていたらしいけど、気が付いたらずーっと寝ていたらしいです。でもまあ育児疲れが続く日々の中で、何も考えず邪魔もされず、コンコンと眠れる時間というのはとても貴重だったらしい。

僕は頑張ればたぶん7時間とか8時間でも放浪できたと思うけど、奥さんは乳腺炎で長く苦しみながらも母乳育児で頑張っていたので、それくらいがオッパイ的な限界でした。つまり子供が飲まないとオッパイが張って痛くなるらしいんだよね。

というわけで新米パパの人に薦めたいのは、「週末の子供を連れての放浪」です。最初は1時間くらいから始めてもいいかもしれない。そのうち、どんどん慣れます。僕は子供を連れて居酒屋でチョイ飲みとかもよくやってました。体温や重さが感じられるので、ピースリングもおすすめです。



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