【まちづくり】宿泊税の導入について【長崎市】
2023年(令和5年)4月1日から長崎市は宿泊税が導入されます。
広報紙の内容について考えてみると・・・、
Wi-Fiの整備は、これだけインターネットが社会のインフラとなっているのですから、観光客が来る・来ないにかかわらず自治体として対応すべき内容だと考えます。
案内板の多言語化は、海外からの観光客には嬉しいことでしょうが、国内観光客や県民市民からすると文字情報が増えることは読みにくさにつながりかねません。
案内板は風景となっており、意識して見ていなかったので、現在どうなっているのか駅周辺のものを確かめてみようと思います。
体験メニューの提供や掘り起しは、これからの旅行の在り方を考えるうえでよいと思います。
長崎の体験は長崎でしかできませんから、情報の発信と内容の充実に投資するのは必要なことでしょう。
魚釣りが好きな人って結構多いので、釣り人向けにいろいろな選択肢が増えると盛り上がる気がします。
*私は生臭いのがダメなので、食べる専門ですが。
夜間も楽しめるまちづくりは、夜景の名所として頑張ってほしいところですが、坂の町ならではの斜面地の空き家問題に着手しない限り、宿泊税では賄えないような・・・。
広報紙に書いていることだけを見ると、ちょっと辛口なコメントしか浮かびません。
人口流出、地域経済が芳しくない状況の中、新しい財源として期待しているのでしょうが、あまりよい手ではないと思います。
宿泊料金と税額を見てみると、
宿泊料金 ~9,999円 税額100円
宿泊料金 10,000円~19,999円 税額200円
宿泊料金 20,000円~ 税額500円
*課税免除
修学旅行その他学校行事に参加・引率する者、その他市長が認める者
となっています。
市のHPで概要を読んでみたところ、大変そうだと思ったのは旅館業や宿泊業をする方の手間がかかること。
新幹線が開通したら、8時くらいまで夜景を見て、1時間半弱で博多に泊まるなんてこともできるようになってしまうわけで、特に小さな事業者にはメリットが感じられませんでした。
その数百円が観光客減少につながると思えませんが、お金を集める以上観光政策課の手腕が試されます。
決定後にこうぐだぐだと文章に綴っても遅いのですが、住民のひとりとして自治体が税を使っているかは今後も関心をもっていたいと思います。
宿泊税の目的はよいかもしれませんが、方法については不断の改善が必要だと思います。
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