記憶は過去のものである

私にはトラウマと呼ばれるものが複数ある。それで、例えば、人を信頼することに困難がある。

脳の機能上、トラウマは古くならない。いつでも新鮮なトラウマの瞬間が何度も繰り返されるのだけども(あ、私の場合はってことで)、そこで私が私のために何ができるかというと、

人は学ぶことができる。
ということで、私は学ぶことができた。

で、私が何をどう学びたいかというと、
自分の傷みから、自分の「大切な気持ち」を学んで、それを体験して(つまり傷みを泣いて嘆いて)、
次に、世界に溢れている他の人や他の存在の「大切な気持ち」に気づいて、そして、自分とは全く異なる誰かの持っている人の持っている”大切なものを大切に思う気持ち”に好奇心を持って心を寄せたい。

記憶は過去のもの。そして、有機的な存在である私たちは常に新しい今を生きている。時間が凍っているトラウマの部分に、私という有機的な温かさを新しく加えていく。毎日、毎瞬、コツコツと。
時間はかかる。けれども、時間という素晴らしい豊かなリソースは、私の中にある。

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