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挑戦者であふれる世界をつくる。

こんにちは、INITIAL CEOの千葉 信明です。これまで社外に発信することは多くなかったのですが、今後は折に触れて発信をしていきたいと思います。

まずは私のプロフィールです!

千葉 信明 / Nobuaki Chiba
株式会社ユーザベース INITIAL事業 執行役員 CEO
1988年、宮城県多賀城市生まれ。
慶應義塾大学経済学部出身。三井住友海上火災保険株式会社で代理店営業を経験後、株式会社CyberZにて新規事業立ち上げに参画、同社広告代理店事業ではゲームアプリの国内および海外マーケティングに従事。 2018年からユーザベースに参画し、国内最大級のスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」のマーケティングおよびセールスチームのマネジメントを担当。 2020年よりINITIAL CCO(Chief Customer Officer)を経て、2021年4月よりINITIAL CEOに。


ユーザベースへの入社とINITIALの進化

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私は2018年秋に今のINITIALの前身となるスタートアップ情報データベースentrepedia(アントレペディア)のセールスとしてユーザベースに入社いたしました。
写真は入社して少し経った頃のマーケ&セールスチーム。当時、私含めて7人中6人が入社1年未満という新しいチームでした。中央奥が私です。

もともとスタートアップ業界でも投資業務に触れたこともありませんでしたが、前職にて立ち上げ間もない新規事業の専任営業として、また、広告代理店として、新たなサービスを世に打ち出し、伸ばしていくことの難しさと嬉しさ、挑戦の素晴らしさを体感していました。

エンタメ領域以外でも新たなサービスや産業が生み出される様子を間近に感じたい。その勢いの中に自身も身を置きたいと考え始めていた頃、entrepedia(現 INITIAL)を知り、入社しました。

私が入社した直後にentrepediaチームから派生したメンバーにて、ami(アミ)という起業家の起業ストーリーにフォーカスしたライブ配信メディアがリリースされました。
※amiとentrepediaの2つのサービスを統合し、現在のINITIALになっており、amiのアプリ版、Web版ともにクローズしております。

amiを通じて多くの起業ストーリーに触れることができました(リリース初月だけでも22名の起業家のライブ配信があり、その後も1年間、起業ストーリーを生で浴び続けました)。
挑戦する人はエネルギーに満ち溢れていて、気づいた課題を"自分たちが"解決するのだという想いが強い。シンプルに素敵。

amiから起業家のストーリーを浴び続け、entrepediaの営業を通じて、VC・CVC・事業会社・行政・金融機関 等、様々な立場でスタートアップと共に新たな産業創出に携わる方々に触れ続けることで、それぞれの取り組みを加速させたい、そのためにプロダクト・事業を進化させたいという想いが強くなりました。

INITIALはamiとenterepediaを統合して、現在の形になっています。データと編集、デザインの力で挑戦者の取り組みを可視化することの価値はamiから生まれました。

INITIAL Enterpriseユーザーに大変好評なCVC虎の巻はINITIALオリジナル記事では特集開始後、1年を超えた最も長いシリーズになっています。現在14社の事例を掲載しており、このシリーズは今後も継続予定です。


INITIAL事業のビジョンを変える

今年4月、INITIALのCEOになり、進めたことのひとつにビジョンのリニューアルがあります。ビジョンを変えたきっかけは2点です。

1つは、これまでのビジョンが今のINITIAL事業と少し離れたものになっていたこと。

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↑これまでのビジョンは私自身もINITIALメンバーも共感度は相当高い。

一方で、これは前述したentrepediaとamiの2つのサービスに取り組んでいた当時につくられたものであり、現時点のINITIAL事業(INITIAL Enterprise)は、主にVCやCVC、事業会社などの投資家向けとなっていて、もっとストレートなものにしたいと考えていました。

社内・社外に対してビジョンを話す時にamiがあった頃よりも伝えづらさを感じていました。

もう1つは、私の前任者であり、現在ユーザベース共同代表Co-CEOの佐久間さんとの会話がきっかけです。

「千葉っちがINITIALの事業CEOになるタイミングでビジョンのリニューアルを考えた方がいいと思うよ。事業リーダーを引き継ぐことになるけど、"引き継いだ事業"ではなく、自分の事業に変えていく必要がある。リーダーが変わればビジョンも変わるべきだと思う。考えてみてやっぱり今のビジョンだということでもそれはそれでいい。」

※私は佐久間さんから千葉っちと呼ばれています。

私が感じ始めていた伝えづらさと佐久間さんとの会話が重なりビジョンを改めて考えることにしました。

そして新たなビジョンをつくりました。

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「経済情報で、世界を変える」というミッションを掲げるユーザベースにおいて、INITIAL事業は経済の最先端にこだわっていく。

経済の最先端を切り拓き、新たな産業創出に携わる人たちすべてが挑戦者であり、その挑戦者を一人でも多く増やしていく。そのために必要な情報を創り届けていく。そんな想いを言語化しました。

これだ!というビジョンができてから、不思議なことに景色が変わったように思います。というか変わっていることを実感してます。意思決定の軸がこれまで以上にストレートにズバッと走った感覚です。

このビジョンに定めるまで2ヶ月以上かかりました。私一人でうんうんと唸り続けて生まれたわけではなく、多くのメンバーを巻き込み、かなりの時間をかけました。

このビジョンに至るまでの過程や込めた想い、それに伴う意思決定の変化等については、別の回で触れていくこととします。


海外スタートアップ情報の拡充

そして本日、プレスリリースにてINITIALの海外スタートアップ情報の拡充を発表いたしました。詳細はプレスリリースに記載のとおりです。

今回の海外スタートアップ情報の拡充はまさに新たなビジョンに合致する意思決定です。経済の最先端のテクノロジーと産業を定義し、構造化するためには国内スタートアップに限ってはいけない。

日本よりも先行して、北米を中心にグローバルで生まれる新たなテクノロジーやビジネスモデルがまだまだ多いのが実態です。

今のフードデリバリーやタクシーアプリがまだ日本でリリースされていない頃に、前職の出張で行ったサンフランシスコでそれらのサービスに触れて感動したことを覚えています。


異なる景色をつなぎ、新たな挑戦を

INITIALは今後海外スタートアップ情報を拡充していきますが、その狙いはビジョンにもある立場、地域、経験から生まれる異なる景色をつなぐことにあります。

INITIALの強みであるデータの定義力を活かし、任意のテーマ毎に国内と海外のスタートアップを比較することで、国内の今後の市場性を予測する。

海外TOPTierと呼ばれるベンチャーキャピタリストたちが、今どこに注目しているのか、その動向を可視化することで、新たなビジネスを着想する。

経済の最先端を届け、新たな挑戦を生み出す価値を、これまで以上にINITIALユーザーの皆様と共に創っていきたいと考えています。

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