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新たな船出を見送るだけではなく、私も船出の当事者になりたい。そう未来クルーズ!でね。

(未来クルーズ!水深委員会の発起人コーヨーが記事を書いたので、私もちょっと書いてみたい。)

さて、皆さんは、自分の人生を自立して自覚し始めたのはいつ頃だろう?

もしかしたら、高校生の皆さんはまだかもしれない。
うん、それでいいと思う。

ちなみに、私が自立?して自分の人生を自覚し始めたのは、大学生になってからだからだ。

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私は高校教員だ。
ちなみに、まだ何の教員かは分かっていない。

分からなくていいと思っている。

いつも生徒から聞かれることが、
なぜ教員になったのか? ということだ。

聞かれるたびに僕はこう答える。

「他になりたいものがなかったからだよ。」

えー。と言われるが、本当だから仕方ない。

自分の意思かどうかっていうのも断言できない。

なぜなら、昔から先生に向いているとまわりから言われていたし
自分のやりたいこともなかったからだ。

いや、正確には小学生まではなりたものもあった。

でも、それが中学・高校に進学するにつれてなくなっていった。
夢を無意識のうちにあきらめ始めたのはいつからだろうか。


理科が好きだったから、大学に進んだけれども

その頃、自分がどういう仕事をしたいのか全然イメージがつかなかった。


結局、みんなが数名みんなに勧められるがままに教員になったが。
今でも本当にそれでよかったのかどうかわからない。


でも、まったく後悔していない。

ごめん。ちょっと嘘ついた。

正確には、少しは後悔している。


その後悔とは何か?

それは、いわゆる社会で働く前に、もっといろんな世界を見ておけばよかった。

ということだ。


しかし、僕は教員になってから、生徒と一緒に何かをやるたびに、いろんな世界を見ることができた。

だから、もっと正確にいうと、まったく後悔していない。と言える。


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僕は教員になってから、2つの目標をたてた。

1つ目は、僕が子どもの頃にまわりにいてほしかった大人になることだ。

よく分からないのだけど、いつも何かにワクワクしていて、興味のおもむくままに夢中になっている大人。

本当に自分の好きなことを夢中でやっている大人だ。

あの頃、こんなことがあったらよかったのになぁ。
あの頃、こんなことを知る機会があったらいいのになぁ。

それをかたちにできる大人になりたい。


2つ目は、教員という視点から多くの世界を眺めることだ。そしてそれを記録する。

人の視野とは狭いものだ。
そして、人は自分の見られる世界の範囲でしか物事を語ることができない。

教員は、成長の大事な時期を迎える年代の人たちを相手にする職業だ。
これは、その人たちの人生に大きく影響を与えるかもしれないことを指している。

だからこそ、教員の見られる世界の範囲が狭いと、必然的にその影響も幅の狭いものになってしまう。

だからこそ、何の教員か分かってない方がいい。


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そんな感じで、ふわふわと考えていた時に現れたのが今の水深委員のメンバーだ。

発起人コーヨーが考えている世界。それが僕にも見えた。

共感力の低い僕が、共感できる世界がそこにはあった。


実は、私は昔から行動派のタイプではなかった。

どちらかというと内向的で、学校ではおとなしい方で、発言なんてしたりしない。
当たり前だが、自分でイベントを運営しようなんて考えたこともなかったし、できると思ってもいなかった。

いつからか芽生えた、よく分からない羞恥心が、本来は自由であるはずの行動を抑制し、

洗脳を匂わせる足かせを僕にかけていた。


思い込みはものすごく大きな力を発揮する武器になることもあるが、
一方で、コントロールできず、まとわりつかれるとその自覚もないままに海底に沈んでいく。

今、こんなにも海を自由に泳ぐかのように、活動をしているけれども。
こんなにも行動的になれたのはここ数年のことだ。

人は、どんなときでもどこからでも自分を変えることができる。
それを実感した。

では、どうやって変えるのか?

いろんな変え方があるかもしれないが、その方法の一つに
「自分のまわりの環境を変えてみる」
ことがあると考えている。

まわりの環境は、自分の中の平均値を決定する超重要要因だ。

だからこそ、自分を見つめ、なりたい自分を実現する。そして、それを応援する場を作りたいと思った。

それこそが「未来クルーズ!」。

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そこでの僕の役割は、そこに集う船員たちの
やりたい!
これ興味ある!
を引き出し、それを応援することだ

「ちょっと勇気がないなぁ」
「あんなふうになりたいけどでも私にはなれない」

そんな人たちの背中をちょっと押したい。ちょっとだけ。

高校生のうちに培ったちょっとの自信は、
これから長いようで短い人生での大きな武器になるはずだからだ。


これしたい!
ワクワクする!

を否定されることもなく、応援してくれる人たちがいる。

ときには間違うこともあるけど、

それは決して否定されるものではなく
なかったものとして忘れるのではなく
挑戦した一つの証として君の中に残すことができるできる。

それがコーヨーのいうポートフォリオの役割なんだと思う。

なんでもいい。
ちょっと思いついたことでも、思い出したことでも、失敗しちゃったことでも。
まずは書こう。表現してみよう。

もちろん、僕もnoteを書く。
新たな船出を見送るだけではなく、私も船出の当事者になりたいから。

未来クルーズ!水深委員会/CEO
なかむらだいご

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、高校生と地域貢献をするのための活動費用として使わせていただきます。