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このお母さんイケてる!!小学校の先生をしていて感じたすごい親とは?

「教育は人なり」

みなさん!この言葉を知っていますか?論語の中に出てくる言葉の 「人間として信頼できる人の話は、強く言わなくても聞くけれど、人として信頼できない人の話は、強く指導したり、命令したりしても誰も聞かない。」 という意味の言葉だそうです。

つまり、子どもと親、子どもと先生の信頼関係がしっかりできていれば、子どもたちは、勝手に伸びていくということだと思います。
子どもの教育には、親の関わり方が本当に大切です。

だから、信頼されるような親になりましょうということを言いたいのですが、今日はもっと踏み込んで行こうと思います。

親の価値観を押し付けることの弊害

自分の子どものことだから、なんとかしてやりたいという気持ちになるのは、親として当たり前なことだと思います。でも、親の学生時代と今の子どもたちが生きている時代は全く別物!

私が子供の頃に、よく先生や親から言われた言葉「昔はこうだった。」
これ絶対に言ってはいけない言葉だと思います。

根性論

根性論を押し付ける人がいます。昔は根性論が通用していたけど、今の時代は根性論が通用しなくなってきています。
水も飲まないで部活をしていた。とか、今は、気候変動で暑さが30年前とは違うから、そんなことできないし、水を飲まないで部活をする目的が何か、はっきりいって、根性をつけることが目的になってしまっています。

根性をつける部なら、水を飲まないことは目的と合致しているけど、
運動部の目的って、少なくとも、技能の向上が一番にあると思います」。

こういう、昔の価値観を押しつけることによって、目的を見失ってしまうことを何度も感じてきました。

静かに集中して勉強しないとダメなの?

よく、自分が小さい頃に言われたことです。特に、授業中などにお話しをしていると叱られることもありました。自分の親世代はもっと、厳しかったように思います。
いいから先生の話をしっかり聞いて、言われたことをやりなさいというような、受け身の学習スタイルでもありました。でも、それは「勉強ができなくなると困る。」という価値観から来ているものだと思います。間違ってはいないけど、今求められている教育とは違います。

今求められている学び方は、主体的に学ぶこと、対話を通して学ぶことです。先生が一生懸命に説明して、練習問題で特訓をするような、授業中に一言も話さない授業は、本当はよくない授業なのです。
だから、集中して黙々と勉強することよりも、対話すること、自分からその日の学びのめあてを決めて、そこに向かって主体的に頑張ることが求められています。その目的としては、将来使える知識、技能を身につけること!

人に聞いたことを単に知っている程度の理解から、自分から知識・技能を掴み、使いこなしていくところまでを目指しているのです。

このことを知らずに子どもと接すると、いつまで経っても、昔の教育と変わりません。

残念ながら、現実は、自分の受けた教育の経験からものをいう人もたくさんいます。
現に、私も1歳半の娘の父親ですが、親になるための教育を受けたことがありません。つまり、自分の親や先生から受けた育児や教育が、自分の育児や教育のベースになります。
だから、仕方ないんです。が、、、

すごいお母さん!もいたんです!

自分が小学校の先生をしていたときの保護者の方です。

まず、子どもとお母さんが対等!!ということを体現していました。
子どもの人生なんだから、子どもが感じたことを尊重して生きることを認めていました。
どうしても、自分の子どもだから、なんとかしてあげようと力んでいろんなことをしてあげたり、させたりしてしまうと思います。それ自体は、悪いことではないけど、親と子が、上下の関係になるのはよくない!

その方曰く、子どもも大人も対等ということを強く訴えていました。
子どもの言うことなんて!と一蹴せずに、一人の人として接してあげることができるそんな素敵なお母さんでした。

このお母さんから学んだこと!

先生も子どもも対等!!

先生ってどうしても、子どもに上から目線になりがち!
「先生!これどうやってやるの?」って子どもに聞かれたら、偉そうに答えてみたり、自分の分からない問題だとしたら、プライドを保つために、わかっているふりをする。そんな先生でした。

でも、子どもも先生も対等なんだから、「どうやるんだろうな」って言いながら、一緒に考えていけばいいじゃんか!

先生も子どもと一緒に遊べばいいし、掃除も同じようにやればいい。授業だけは、どうしても先生が主導になるけど、一緒に!って感覚を持ってやればいいじゃん!

この保護者の方に出会って、私の教育観は変わりました!

先生と子どもは対等!
子どもと一緒にたくさん遊ぶ!
子どもと一緒に掃除をする!

先生も子どもも対等

この気持ちをこれからも大切にしていきたい!

そんな、ひかる先生が運営する学びのコミュニティ
好きに正直に学べる秘密基地 「Study Base」に遊びに来てください!!


先生も子どもも対等なので、今度、子ども先生をやろうと思います!!



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